[東京 8日 ロイター] - 内閣府が8日公表した1-3月期実質国内総生産(GDP)2次速報は前期比0.7%増、年率換算2.7%増と、伸び率をそれぞれ1次速報の0.4%、1.6%から上方修正した。個人消費は下振れしたが、自動車関連の在庫積み増しや設備投資の上振れが押し上げ要因となった。
民間在庫変動の寄与度は1次速報の0.1%から0.4%に引き上げられた。自動車や生産用機械関連の在庫増加が理由。
企業の設備投資も前期比で1次速報の前期比0.9%増から1.4%増に引き上げた。自動車関連設備のほか、LEDの設置の増加などが寄与した。
このほか政府最終消費も1次速報から小幅に上方修正した。
一方、個人消費は0.6%増から0.5%増に下方修正した。1次速報段階の推計と比べ、3月の飲食などサービス消費が下振れた。
(竹本能文 編集:青山敦子)