[ドバイ 31日 ロイター] - サウジアラビア統計総局が31日発表した第2・四半期の国内総生産(GDP)は、前年同期比プラス1.1%だった。非石油部門の伸びに支えられたが、原油高だった前年の成長率からは大きく鈍化している。
昨年同期の実質GDP伸び率は11.2%。年間では8.7%で、20カ国・地域(G20)中で最も高い水準だった。原油高で歳入が押し上げられたためだが、今年は原油価格の下落や減産長期化の可能性を踏まえ、大半の成長予想が下方修正されている。
国際通貨基金(IMF)は先週、今年のサウジ成長率予想を1.9%に引き下げた。減産長期化の影響を反映させた。