[東京 2日 ロイター] - 日銀が2日に発表した7月のマネタリーベースの平均残高は、前年比1.3%減の663兆3513億円だった。新型コロナウイルス対応特別オペの終了が重しとなっているものの、国債買い入れの継続で残高は高水準を維持している。
内訳は、日銀当預が1.8%減の537兆3025億円。紙幣は0.9%増の121兆2736億円、貨幣は2.9%減の4兆7752億円だった。
7月末のマネタリーベース残高は668兆8501億円で、前月の670兆6045億円を下回った。
マネタリーベースは、市中に出回っている現金と金融機関が日銀に預けている当座預金の合計値で、日銀が供給する通貨を表す。
(和田崇彦)