Siddhi Nayak
[ムンバイ 21日 ロイター] - インド銀行大手、ICICI銀行とコタック・マヒンドラ銀行がこのほど発表した第2・四半期(7─9月)決算は、いずれも高い経済成長を支えに消費者向け融資が伸び、純利益が急増した。
ICICI銀行は、純利益が前年同期比35.8%増の1026億1000万ルピー(12億3000万ドル)とアナリスト予想を大幅に超え、過去最高を記録した。
純金利収入は約24%増の1830億8000万ルピー。純金利マージン(NIM)は縮小したが、融資が前年同期比19%増え、その影響を相殺した。
コタック・マヒンドラ銀行は21%の融資増が寄与し、純利益が24%増加した。
インドでは過去数カ月間、個人消費が増加して借り入れ需要が高まり、銀行は全般に2桁台の融資増を続けている。
ただ銀行監督当局は、個人向けやクレジットカードを中心とした無担保融資の急増を懸念している。