[ワシントン 15日 ロイター] - 米国家経済会議(NEC)のブレイナード委員長は15日、最近の経済指標は米経済の「ソフトランディング(軟着陸)に向けた滑走路の幅がさらに広がった」ことを示唆しているという認識を示した。
ブレイナード氏は記者団に対し「非常にポジティブな指標を確認している」とし、「インフレは実際に鈍化した。引き続き鈍化すると同時に、経済は来年に向け力強さを維持するだろう」と語った。
同時に、金融市場では景気の先行きを巡る一段と前向きな見方が反映されているものの、「人々が経済的な安心感を感じられるようになるには時間がかかる」と指摘。バイデン大統領は「コストを引き下げるためにあらゆる手段を検討している」と述べた。
このほか、労働力の回復に移民が貢献しているとの認識も示した。