[東京 1日 ロイター] - ドル/円 JPY= ユーロ/ドル EUR= ユーロ/円 EURJPY= 午後3時現在 120.21/23 1.1142/46 133.95/99 午前9時現在 119.86/88 1.1168/77 133.87/91 NY午後5時 119.87/90 1.1175/78 133.95/99
午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、小幅にドル高/円安 の120円前半。株価の上げ幅拡大や、中国の経済指標などを追い風に120円前半で底 堅い動きをみせたが、上値追いの気運は盛り上がらなかった。
9月日銀短観では、大企業製造業・業況判断DIがプラス12と、6月短観(プラス 15)から3ポイント悪化。先行き予測はプラス10だった。市場では、内容自体は10 月の緩和を確定させるほど悪くはなかったとの見方が出ていた。ドル/円は発表後、11 9円後半で小幅に下落した。 シティグループ証券のチーフFXストラテジスト、高島修氏は「最近の急激な状況の 変化を考えると大企業製造業DIのプラス11、12といった数字は予想された。非製造 業や設備投資計画もどちらかと言えば強く、日銀には10月に動かない口実を与えたかも しれない」とみている。 市場では、昨年同様に「日銀のハロウィン・サプライズがあるか否かに関心が向いて いるが、何をするかで市場の反応は異なるだろう」とFXプライムbyGMOの常務取締 役・上田眞理人氏は述べ、単純に株買い/円売りになるとも限らないとの見方を示した。
短観発表後、日経平均株価が前場の引けにかけて300円超に上げ幅を拡大すると、 ドル/円は連れ高となり、一時120.28円まで上値を伸ばした。
9月中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.8で前月の49.7から小幅 に上昇し、市場は若干のリスクオンで反応した。ただ、景況拡大と悪化の分かれ目となる 50は下回った。
財務省によると、本邦勢の対外株式・投資ファンド持分の買い越しは26日までの1 週間で136億円と前週の4111億円から大幅に減少。一方、中長期債の買い越しは1 兆0449億円と前週の7247億円から増加した。 8月30日から9月26日の週次ベースの累計では、本邦勢の中長期債買い越しは3 兆4047億円にのぼり、月次ベースでは2013年7月以来の規模に達した可能性があ る。9月の実績は10月8日に発表予定。
(為替マーケット・チーム)