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後場に注目すべき3つのポイント~SQ控え19000円と19125円とのレンジ内での推移か

発行済 2015-12-10 12:35
更新済 2015-12-10 13:00
後場に注目すべき3つのポイント~SQ控え19000円と19125円とのレンジ内での推移か
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10日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・SQ控え19000円と19125円とのレンジ内での推移か ・ドル・円は121円59銭付近、方向感出にくい展開 ・Fリテ (T:9983)、ファナック (T:6954)、東エレク (T:8035)が日経平均を約76円押し下げ ■SQ控え19000円と19125円とのレンジ内での推移か 日経平均は大幅に続落。
251.41円安の19049.66円(出来高概算9億5000万株)で前場の取引を終えている。
9日の米国市場では、原油相場の落ち着きから上昇して始まったものの、原油相場が再び下げに転じたことから、下げに転じている。
この流れを受けて、シカゴ日経225先物清算値は大阪比350円安の18950円と、19000円を割り込んでいた。
これにさや寄せする格好から売りが先行。
一先ず19000円を割り込まず底堅さはみられているが、明日の先物オプションSQを控えて自律反発狙いの流れにも向かいづらく、日経平均はこう着感の強い相場展開が続いている。
東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1500を超えており、全体の8割を占めている。
セクターでは電力ガス、鉱業、空運、石油石炭が小じっかり。
一方でゴム製品の下落率が2%を超えているほか、精密機器、その他金融、小売、金属製品、電気機器、その他製品などが冴えない。
日経平均は19000円処での攻防をみせている。
13週線レベルでのボトム形成も意識されており、ここからは売り込みづらいところである。
一方で、先物オプションSQを控えており、権利行使価格の19000円と19125円とのレンジ内での推移が続きそうである。
なお、10-12月期の法人企業景気予測調査は、大企業の景況感を示す景況判断指数(BSI)は4.6だった。
2四半期連続で「上昇」が「下降」を上回ったが、7-9月期の9.6から縮小し、先行きへの不安を残した格好。
これにより、若干の追加緩和期待が高まった感はあるが、市場のコンセンサスとしては、12月ではなく、来年1月の金融政策決定会合での緩和の可能性とみているようである。
自律反発も意識しづらく、インデックス売買に振らされやすい相場展開になろう。
(株式部長 村瀬智一) ■ドル・円は121円59銭付近、方向感出にくい展開 ドル・円は121円59銭付近で推移。
日経平均株価がもみあいとなったことを受けた値動き。
ドル・円は、仲値にかけて国内勢による買いがみられ、121円75銭まで上昇したが、日経平均の下げ幅拡大を受け、121円28銭まで下落。
ただ、日経平均株価は19000円台を維持しており、株式の大幅安に対する警戒感は低下たことで、足元は121円60銭台まで値を戻した。
中国本土株が反発しているほか、ランチタイムの日経平均先物は下げ幅を縮小していることから、午後の取引ではリスク回避的なドル売り・円買いのフローは少なくなるとみられる。
12時29分時点のドル・円は121円59銭、ユーロ・円は133円88銭、ポンド・円は184円56銭、豪ドル・円は88円74銭で推移している。
(為替・債券アナリスト 吉池威) ■後場のチェック銘柄 ・Fリテ (T:9983)、ファナック (T:6954)、東エレク (T:8035)が日経平均を約76円押し下げ ・新規カバレッジ開始のサイゼリヤ (T:7581)、日写印 (T:7915)が上昇 ・郵政グループは3社とも小幅続落 ☆後場の注目スケジュール☆ ・特になし <海外> ・特になし <SY>

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