■NY株式:ダウは309ドル安、原油安やジャンク債ファンドの解約制限を嫌気
NYダウ ナスダック
終値 :17265.21 終値 :4933.47
前日比:-309.54 前日比:-111.71
始値 :17574.75 始値 :4979.77
高値 :17574.75 高値 :4996.19
安値 :17230.50 安値 :4928.67
11日の米国株式相場は下落。
ダウ平均は309.54ドル安の17265.21、ナスダックは111.71ポイント安の4933.47で取引を終了した。
原油先物価格が36ドルを割り込み約7年ぶりの安値を付けたことで売りが先行。
ジャンク(ハイイールド)債に投資する債券ファンドが流動性の枯渇を理由に解約を制限し、清算する方針を明らかにしたことも嫌気され、終日軟調推移となった。
セクター別でも全面安となっており、特にエネルギーや各種金融の下落が目立った。
化学メーカーのダウ・ケミカル(DOW)とデュポン(DD)は合併で正式に合意したものの、両社とも軟調推移となった。
原油安を受けてチェサピーク・エナジー(CHK)やコノコ・フィリップス(COP)などエネルギー関連各社が下落。
格安航空会社のジェットブルー(JBLU)は、11月旅客実績や見通しが一部アナリストの予想を下回ったことが嫌気され売られた。
一方で予想を上回る決算を発表したソフトウェアのアドビ・システムズ(ADBE)が上昇。
来週の連邦公開市場委員会(FOMC)では利上げが確実視されており、既に市場にも織り込み済みと見る向きも多いが、ハイイールド債市場の流動性枯渇や新興国からのリスク回避は、利上げによる間接的な影響と考えられる。
Horiko Capital Management LLC ■NY為替:ドル・円は120円87銭、原油安&信用市場への警戒感高まる、リスクオフ 11日のニューヨーク外為市場でドル・円は、121円64銭から120円59銭まで下落して120円87銭で引けた。
米国の11月小売売上高や11月生産者物価指数(PPI)の改善で一時ドル買いが強まった。
その後、国際エネルギー機関(IEA)のレポートを受けて原油価格が一段と下落したほか、ハイイールド、ジャンク債市場への警戒感が高まり、リスク回避の円買い、米債券利回り低下に伴うドル売りが優勢となった。
サードアベニューマネージメントが9日、「サード・アベニュー・フォーカスト・クレジット・ファンド(FCF)」の運用資産の一部について、清算受託者の下に移管し、ジャンク債ファンドの清算を進めると発表したことをきっかけに、ジャンク債市場に警戒感が高まった。
ユーロ・ドルは、1.0936ドルまで下落後、1.1031ドルまで上昇して1.0995ドルで引けた。
ユーロ・円は、133円37銭から132円70銭へ下落した。
ポンド・ドルは、1.5151ドルから1.5240ドルまで上昇。
ドル・スイスは、0.9889フランから0.9805フランへ下落した。
■NY原油:続落で35.62ドル、IEA月報を受けて売り継続 NY原油は続落(NYMEX原油1月限終値:35.62↓1.14)。
36.57ドルから35.35ドルまで下落した。
国際エネルギー機関(IEA)が公表した石油市場月報で、「需要の伸び鈍化と石油輸出国機構(OPEC)の生産最大化により、供給過剰状態が2016年末頃まで続く」との見通しを示したことが売り材料になった。
そうしたなか、終盤に米ベーカー・ヒューズ社が発表した国内の石油掘削装置(リグ)稼働数は、前週比21基減の524基。
4週連続かつ大幅な減少となったことで、いったん原油の買い戻しになったが、35.85ドルまでの反発にとどまった。
■主要米国企業の終値 銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率) バンクオブアメリカ(BAC) 16.73ドル -0.470ドル(-2.73%) モルガン・スタンレー(MS) 32.08ドル -1.340ドル(-4.01%) ゴールドマン・サックス(GS)176.43ドル -5.680ドル(-3.12%) インテル(INTC) 34.27ドル -0.500ドル(-1.44%) アップル(AAPL) 113.18ドル -2.990ドル(-2.57%) グーグル(GOOG) 738.87ドル -10.59ドル(-1.41%) フェイスブック(FB) 102.12ドル -3.300ドル(-3.13%) キャタピラー(CAT) 65.43ドル -0.950ドル(-1.43%) アルコア(AA) 8.85ドル -0.320ドル(-3.49%) ウォルマート(WMT) 59.35ドル -0.220ドル(-0.37%) スプリント(S) 3.65ドル -0.295ドル(-7.49%)
ダウ平均は309.54ドル安の17265.21、ナスダックは111.71ポイント安の4933.47で取引を終了した。
原油先物価格が36ドルを割り込み約7年ぶりの安値を付けたことで売りが先行。
ジャンク(ハイイールド)債に投資する債券ファンドが流動性の枯渇を理由に解約を制限し、清算する方針を明らかにしたことも嫌気され、終日軟調推移となった。
セクター別でも全面安となっており、特にエネルギーや各種金融の下落が目立った。
化学メーカーのダウ・ケミカル(DOW)とデュポン(DD)は合併で正式に合意したものの、両社とも軟調推移となった。
原油安を受けてチェサピーク・エナジー(CHK)やコノコ・フィリップス(COP)などエネルギー関連各社が下落。
格安航空会社のジェットブルー(JBLU)は、11月旅客実績や見通しが一部アナリストの予想を下回ったことが嫌気され売られた。
一方で予想を上回る決算を発表したソフトウェアのアドビ・システムズ(ADBE)が上昇。
来週の連邦公開市場委員会(FOMC)では利上げが確実視されており、既に市場にも織り込み済みと見る向きも多いが、ハイイールド債市場の流動性枯渇や新興国からのリスク回避は、利上げによる間接的な影響と考えられる。
Horiko Capital Management LLC ■NY為替:ドル・円は120円87銭、原油安&信用市場への警戒感高まる、リスクオフ 11日のニューヨーク外為市場でドル・円は、121円64銭から120円59銭まで下落して120円87銭で引けた。
米国の11月小売売上高や11月生産者物価指数(PPI)の改善で一時ドル買いが強まった。
その後、国際エネルギー機関(IEA)のレポートを受けて原油価格が一段と下落したほか、ハイイールド、ジャンク債市場への警戒感が高まり、リスク回避の円買い、米債券利回り低下に伴うドル売りが優勢となった。
サードアベニューマネージメントが9日、「サード・アベニュー・フォーカスト・クレジット・ファンド(FCF)」の運用資産の一部について、清算受託者の下に移管し、ジャンク債ファンドの清算を進めると発表したことをきっかけに、ジャンク債市場に警戒感が高まった。
ユーロ・ドルは、1.0936ドルまで下落後、1.1031ドルまで上昇して1.0995ドルで引けた。
ユーロ・円は、133円37銭から132円70銭へ下落した。
ポンド・ドルは、1.5151ドルから1.5240ドルまで上昇。
ドル・スイスは、0.9889フランから0.9805フランへ下落した。
■NY原油:続落で35.62ドル、IEA月報を受けて売り継続 NY原油は続落(NYMEX原油1月限終値:35.62↓1.14)。
36.57ドルから35.35ドルまで下落した。
国際エネルギー機関(IEA)が公表した石油市場月報で、「需要の伸び鈍化と石油輸出国機構(OPEC)の生産最大化により、供給過剰状態が2016年末頃まで続く」との見通しを示したことが売り材料になった。
そうしたなか、終盤に米ベーカー・ヒューズ社が発表した国内の石油掘削装置(リグ)稼働数は、前週比21基減の524基。
4週連続かつ大幅な減少となったことで、いったん原油の買い戻しになったが、35.85ドルまでの反発にとどまった。
■主要米国企業の終値 銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率) バンクオブアメリカ(BAC) 16.73ドル -0.470ドル(-2.73%) モルガン・スタンレー(MS) 32.08ドル -1.340ドル(-4.01%) ゴールドマン・サックス(GS)176.43ドル -5.680ドル(-3.12%) インテル(INTC) 34.27ドル -0.500ドル(-1.44%) アップル(AAPL) 113.18ドル -2.990ドル(-2.57%) グーグル(GOOG) 738.87ドル -10.59ドル(-1.41%) フェイスブック(FB) 102.12ドル -3.300ドル(-3.13%) キャタピラー(CAT) 65.43ドル -0.950ドル(-1.43%) アルコア(AA) 8.85ドル -0.320ドル(-3.49%) ウォルマート(WMT) 59.35ドル -0.220ドル(-0.37%) スプリント(S) 3.65ドル -0.295ドル(-7.49%)