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方向感定まらず、決算やテーマ材料による個別物色に

発行済 2016-05-06 08:46
更新済 2016-05-06 09:00
方向感定まらず、決算やテーマ材料による個別物色に
 6日の日本株市場はこう着感の強い相場展開になりそうだ。
5日の米国市場では6日の雇用統計を見極めたいとする模様眺めムードの中、方向感が定まらない展開だった。
また、為替市場では安倍首相による市場介入示唆によって落ち着きはみせてきているが、日本の連休中に1ドル105円台に突入するなど、円高が進行していた。
また、依然として市場参加者は限られているとみられるほか、来週に決算がピークを迎えることも手控え要因になりそうだ。
 2日の日経平均は大幅な下げとなったが、節目の16000円での下げ渋りが目立っていた。
もっとも市場参加者が限られていること、連休の谷間ということから明確な底入れとはならないであろう。
シカゴ先物は16000円をキープしているが、連休中には15800円前半まで下げる場面をみせていた。
積極的な売買は手控えられるなか、底入れを見極めるのは、週明けとなる。
 物色としては決算を手掛かりとした個別対応のほか、テーマ性では、米アルファベットの自動運転車部門と自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は、技術提携をめぐる協議で大詰めを迎えているとの報道もあり、自動運転関連。
米アップルは、ヘルスケア部門の幹部にロボット工学の専門家で日本生まれの松岡陽子氏を起用したことを明らかにしたと報じられており、ヘルスケア関連なども注目されよう。
 その他、イランで、資源開発に使う先端技術を展示する国際見本市が開催されており、プラントなどの関連銘柄。
肺がん再発防止のワクチンによる治験開始が伝えられており、バイオ関連の一角などにも関心が向かいそうである。

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