先週の新興市場では、為替の円安進行とともに日経平均が上昇するなか、個人投資家のマインド改善でマザーズ指数や日経ジャスダック平均もリバウンドを見せた株価の下落が続いていたマザーズ主力株は信用需給の整理が進み、手仕舞い売りが一服するとともに値ごろ感から押し目買いが入ったようだ特に時価総額の大きいバイオ株の上昇が目立ち、マザーズ指数を押し上げたなお、週間の騰落率は、日経平均が+1.5%であったのに対して、マザーズ指数は+3.7%、日経ジャスダック平均は+1.1%だった
個別では、マザーズ時価総額上位のメルカリ (T:6038)が週間で7.7%安と下値模索の展開が続いたものの、MTG (T:6324)は同4.4%高、ミクシィ (T:2782)は同0.5%高となったバイオ株ではサンバイオ (T:2146)が同13.2%高、そーせいグループ (T:3356)が同21.7%高と大きく上昇したそーせいグループは大株主の保有株増加が買い材料視されたようだ売買代金上位もエクストリーム (T:6787)、ALBERT (T:9425)など全般堅調で、新作サッカーゲームへの期待が高まったモブキャストHD (T:2480)が週間のマザーズ上昇率トップだった一方、前週末に大きく買われたイード (T:4397)は反動安で下落率トップとなったジャスダック主力はハーモニック・ドライブ・システムズ (T:7203)が同2.7%安、セリア (T:3993)が同2.9%安と軟調だったが、前週下げの目立ったUTグループ (T:4813)は同7.6%高と切り返した売買代金上位ではテリロジー (T:3329)、メイコー (T:7035)などが買われ、中古スマートフォンのSIMロック解除を義務付けするとの報道を受けて日本テレホン (T:9275)が週間のジャスダック上昇率トップとなった反面、立会外分売を実施したシステム・ロケーション (T:3612)などが下落率上位に顔を出したIPOでは、8月22日にチームスピリットが新規上場したおよそ3週間ぶりのIPOで、公開価格の約2.0倍となる初値を付けた
今週の新興市場では、マザーズ指数が25日線の位置する1000pt水準を回復できるかが焦点となりそうだ外部環境の不透明感などから強気一編には傾きづらく、同水準では目先の利益を確定する売りも出やすいだろうただ、日経平均が25日線等を上抜けしてきたため、マザーズ指数の出遅れ感が意識されやすいマザーズ売買代金も増えてきており、資金流入が強まっている印象である
決算発表の一巡と投資家心理の改善により、テーマ株物色の動きも活発となってきた週末にはトヨタ自動車
のグループ4社が自動運転技術の外販に乗り出すなどと報じられており、関連銘柄としてPKSHA TechnologyやALBERTに関心が向かいそうだその他のAI(人工知能)関連銘柄やブロックチェーン関連銘柄にも注目したいなお、今週は8月31日にACCESSなどが決算発表を予定している東和フードサービスも8月下旬に決算を発表する見込み
IPO関連では、9月6日のand factory及びナルミヤ・インターナショナル上場を待つ形となっている足元ではこれら案件のブックビルディング期間となっているが、and factoryは需要堅調のようだまた、先週はワールド(9月28日、東証1部または2部)など6社の新規上場が発表されており、9月のIPOは13社まで増えている
個別では、マザーズ時価総額上位のメルカリ (T:6038)が週間で7.7%安と下値模索の展開が続いたものの、MTG (T:6324)は同4.4%高、ミクシィ (T:2782)は同0.5%高となったバイオ株ではサンバイオ (T:2146)が同13.2%高、そーせいグループ (T:3356)が同21.7%高と大きく上昇したそーせいグループは大株主の保有株増加が買い材料視されたようだ売買代金上位もエクストリーム (T:6787)、ALBERT (T:9425)など全般堅調で、新作サッカーゲームへの期待が高まったモブキャストHD (T:2480)が週間のマザーズ上昇率トップだった一方、前週末に大きく買われたイード (T:4397)は反動安で下落率トップとなったジャスダック主力はハーモニック・ドライブ・システムズ (T:7203)が同2.7%安、セリア (T:3993)が同2.9%安と軟調だったが、前週下げの目立ったUTグループ (T:4813)は同7.6%高と切り返した売買代金上位ではテリロジー (T:3329)、メイコー (T:7035)などが買われ、中古スマートフォンのSIMロック解除を義務付けするとの報道を受けて日本テレホン (T:9275)が週間のジャスダック上昇率トップとなった反面、立会外分売を実施したシステム・ロケーション (T:3612)などが下落率上位に顔を出したIPOでは、8月22日にチームスピリットが新規上場したおよそ3週間ぶりのIPOで、公開価格の約2.0倍となる初値を付けた
今週の新興市場では、マザーズ指数が25日線の位置する1000pt水準を回復できるかが焦点となりそうだ外部環境の不透明感などから強気一編には傾きづらく、同水準では目先の利益を確定する売りも出やすいだろうただ、日経平均が25日線等を上抜けしてきたため、マザーズ指数の出遅れ感が意識されやすいマザーズ売買代金も増えてきており、資金流入が強まっている印象である
決算発表の一巡と投資家心理の改善により、テーマ株物色の動きも活発となってきた週末にはトヨタ自動車
のグループ4社が自動運転技術の外販に乗り出すなどと報じられており、関連銘柄としてPKSHA TechnologyやALBERTに関心が向かいそうだその他のAI(人工知能)関連銘柄やブロックチェーン関連銘柄にも注目したいなお、今週は8月31日にACCESSなどが決算発表を予定している東和フードサービスも8月下旬に決算を発表する見込み
IPO関連では、9月6日のand factory及びナルミヤ・インターナショナル上場を待つ形となっている足元ではこれら案件のブックビルディング期間となっているが、and factoryは需要堅調のようだまた、先週はワールド(9月28日、東証1部または2部)など6社の新規上場が発表されており、9月のIPOは13社まで増えている