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日経平均は15年ぶり高値水準、値がさ株を睨みながら中小型株物色へ

発行済 2015-05-25 12:10
更新済 2015-05-25 12:33
日経平均は15年ぶり高値水準、値がさ株を睨みながら中小型株物色へ
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 日経平均は7営業日続伸。
142.61円高の20407.02円(出来高概算10億7000万株)で前場の取引を終えた。
一時20409.05円まで上げ幅を拡大させており、15年ぶりの高値水準を更新している。
 22日の米国市場は下落しているが、早期利上げ観測の再燃によって円相場が1ドル121円半ばと円安に振れていることやシカゴ先物清算値が大阪比85円高の20365円だった流れを受けて、買い先行で始まった。
買い一巡後は高値圏でのこう着となる局面もみられたが、前場半ば辺りから、じりじりと上げ幅を拡大させている。
 東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1000を超えており、全体の過半数を占めている。
規模別指数は大型、中型、小型株指数ともに上昇。
セクターでは電力ガス、鉱業、その他金融、空運、輸送用機器、保険、金属製品などが堅調。
一方で、倉庫運輸、食料品、精密機器、パルプ紙、建設などが小安い。
 日経平均は20400円を回復し、2000年のITバブル期につけた高値にあと430円程度に迫ってきている。
この流れを受けて円相場は1ドル121円70銭辺りと、朝方から円安に振れて推移している。
 ただし、米国や英国など休場となるところもあり、海外勢のフローは限られているだろう。
薄商いの中をインデックスに絡んだ資金が指数を押し上げている面もあり、大引けにかけてのポジション調整には注意しておきたいところであろう。
もっとも良好な需給状況のなかであり、ショートポジションは避けたいところ。
 指数インパクトの大きいファーストリテ (TOKYO:9983)、ソフトバンク (TOKYO:9984)、ハイテク、自動車などを睨みつつ、中小型株物色での短期値幅取り狙いになろう。
(村瀬智一)

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