ブラックフライデーがやってきました! 最大60%割引InvestingProをお見逃しなく 特別セールを請求する

アクシージア Research Memo(3):海外売上とEC販売が中心、日本の化粧品企業の中で独自のポジショニング確立

発行済 2023-04-11 15:03
更新済 2023-04-11 15:15
© Reuters.
4911
-
4921
-
4922
-
4927
-
4936
-
*15:03JST アクシージア Research Memo(3):海外売上とEC販売が中心、日本の化粧品企業の中で独自のポジショニング確立 ■市場環境とポジショニング

アクシージア (TYO:4936)がターゲットとする中国化粧品市場の多くを占めるスキンケアの市場規模は、経済成長に伴う所得水準の向上や化粧品人口の増加を背景に大きく成長している。
同社によると、中国のスキンケア市場規模は2021年に50,002億円(日本市場の約3.0倍)となり、2026年までの5年間で平均7.3%の成長が見込まれている。
一方、日本のスキンケア市場規模は成熟していることから横ばいの予測となっている。
サプリメント市場規模も同様で、中国では2021年に30,456億円(同約2.4倍)、2026年までの5年間で平均5.9%の成長が見込まれているものの、日本市場は横ばい予測となっている。
なお、同社が注力しているECチャネルの環境においても同様の傾向がある。
中国でのBtoC販売のEC化率は2020年に44.0%となり、今後もEC化が進展すると見込まれているが、日本のEC化率は2021年に8.8%と低水準に留まる。


同社は日本の化粧品企業の中では海外売上構成(海外売上比率約90%)及びEC販売構成(EC販売比率は約75%)が高い点で独自のポジショニングを確立している。
中国市場において同社製品は、Made In Japanブランドとして日本の化粧品企業と認知されている。
中国化粧品市場の約4分の1を占めるこのカテゴリーは、資生堂 (TYO:4911)やコーセー (TYO:4922)、ファンケル (TYO:4921)などが長年基盤を構築しており、特にスキンケア分野などで機能性が評価されている。
同社は4位以下のグループで、ポーラ・オルビスホールディングス (TYO:4927)などが競合となる。
中国市場においては、日系及び欧米系企業ブランドは中・高価格帯、韓国系企業ブランドは中価格帯、中国系企業ブランドは低価格帯と、ポジショニングに違いがある。
中・高価格帯カテゴリーは百貨店を中心としたリテールに依存する企業が多いなか、同社はECを中心に展開しており、差別化できている。


日本市場において同社は、インバウンド需要の取り込みに強みを有する。
新型コロナウイルス感染症拡大が収束に向かい始めたことで経済活動の活性化が進み、インバウンド需要も回復しつつあり、同社にとって追い風と言える。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます