今日の欧米外為市場では、ドル・円は下げ渋る展開となりそうだ。
日本の1-3月期国内総生産(GDP)の上方修正で日銀による追加金融緩和への期待は後退し、ドル売り・円買いに振れやすい。
ただ、米早期利上げ観測の後退で米国株買いは続く見通しで、ドルの下落は小幅にとどまると予想する。
8日発表された1-3月期の実質国内総生産(GDP)改定値は、前期比+0.5%(速報値+0.4%)、年率換算で+1.9%(同+1.7%)に上方修正された。
これを受け、日銀が15-16日に開催する金融政策決定会合で追加金融緩和は見送られるとの見方からドル・円は下落。
アジア市場では、前日欧米市場の安値107円15銭を割り込んだことでストップロスを巻き込み、106円72銭まで値を下げた。
今晩の欧米市場では、引き続き具体的なドル買い材料は見当たらず、株価や原油価格、米債利回りに振らされる展開となりそうだ。
6月・7月の引き締めを見込んだドル買いは弱まっており、ドルは6月6日に付けた直近安値106円38銭が目先の下値メドとして意識される。
一方、米国株は利上げ観測の後退で買いが入りやすい地合いは続き、ドルはこれに反応した買いのフローに下支えされるだろう。
【今日の欧米市場の予定】 ・17:30 英・4月鉱工業生産(前月比予想:0.0%、3月:+0.3%) ・17:30 英・4月製造業生産(前月比予想:-0.1%、3月:+0.1%) ・18:30 南ア・1-3月期GDP(前期比年率予想:-0.1%、10-12月期:+0.6%) ・20:00 米・MBA住宅ローン申請指数(先週)(前回:-4.1%) ・23:00 米・4月JOLT求人件数(予想:567.5万件、3月:575.7万件) ・06:00 NZ準備銀行が政策金利発表(2.25%に据え置き予想) ・ブラジル中央銀行が政策金利発表(14.25%に据え置き予想)
日本の1-3月期国内総生産(GDP)の上方修正で日銀による追加金融緩和への期待は後退し、ドル売り・円買いに振れやすい。
ただ、米早期利上げ観測の後退で米国株買いは続く見通しで、ドルの下落は小幅にとどまると予想する。
8日発表された1-3月期の実質国内総生産(GDP)改定値は、前期比+0.5%(速報値+0.4%)、年率換算で+1.9%(同+1.7%)に上方修正された。
これを受け、日銀が15-16日に開催する金融政策決定会合で追加金融緩和は見送られるとの見方からドル・円は下落。
アジア市場では、前日欧米市場の安値107円15銭を割り込んだことでストップロスを巻き込み、106円72銭まで値を下げた。
今晩の欧米市場では、引き続き具体的なドル買い材料は見当たらず、株価や原油価格、米債利回りに振らされる展開となりそうだ。
6月・7月の引き締めを見込んだドル買いは弱まっており、ドルは6月6日に付けた直近安値106円38銭が目先の下値メドとして意識される。
一方、米国株は利上げ観測の後退で買いが入りやすい地合いは続き、ドルはこれに反応した買いのフローに下支えされるだろう。
【今日の欧米市場の予定】 ・17:30 英・4月鉱工業生産(前月比予想:0.0%、3月:+0.3%) ・17:30 英・4月製造業生産(前月比予想:-0.1%、3月:+0.1%) ・18:30 南ア・1-3月期GDP(前期比年率予想:-0.1%、10-12月期:+0.6%) ・20:00 米・MBA住宅ローン申請指数(先週)(前回:-4.1%) ・23:00 米・4月JOLT求人件数(予想:567.5万件、3月:575.7万件) ・06:00 NZ準備銀行が政策金利発表(2.25%に据え置き予想) ・ブラジル中央銀行が政策金利発表(14.25%に据え置き予想)