[北京 27日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)金融政策委員会の王一鳴委員は27日、今年の中国の成長率は5%をやや上回るとの見通しを示した。
経済フォーラムで、中国の経済状況は1990年代の日本とは全く異なっており、懸念されている「日本化」は根拠がないと語った。
一部のアナリストは、中国経済が不動産部門の低迷、高水準の負債、高齢化を背景に、1990年代以降の日本経済のような停滞に陥る「日本化」に向かっていると指摘している。
王氏は「中国の日本化はない。中国はまだ中・高成長の段階にある」と述べた。
中国政府は今年の経済成長目標を5%前後に設定している。