Bassam Masoud Nidal al-Mughrabi Dan Williams
[ガザ/ドーハ/エルサレム 22日 ロイター] - パレスチナ当局によると、イスラエル軍は22日、パレスチナ自治区ガザ南部ハンユニスの西郊アルマワシに初めて進軍し、病院を攻撃するなど今年最大の戦闘を繰り広げた。
ガザ保健省の報道官によると、イスラエル軍は1つの病院を襲撃し、医療スタッフを拘束。また、パレスチナ赤新月社によると、ハンユニスにある別の病院も戦車に包囲され、同病院のスタッフと連絡が取れなくなったという。
病院を巡る状況について、イスラエル側からのコメントは得られていない。
ガザ保健省の報道官によると、ハンユニスでは一晩で少なくとも50人が死亡。病院が包囲されたことで、数十人の死傷者に救助の手が届かなくなったという。
イスラエル側は、イスラム組織ハマスの戦闘員が病院内やその周辺で活動していると主張しているが、ハマスと医療スタッフは否定している。
住民によれば、陸海空からの攻撃は昨年10月の開戦以来、ガザ南部で最も激しく、イスラエル軍の戦車がハンユニスから地中海沿岸に向かって押し寄せたという。
ガザ保険当局は22日、10月7日以降で少なくとも2万5295人のガザ住民が死亡したと発表した。