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日米の注目経済指標:日本の7-9月期GDP改定値は上方修正の可能性

発行済 2016-12-03 14:53
更新済 2016-12-03 15:00
日米の注目経済指標:日本の7-9月期GDP改定値は上方修正の可能性
12月5日-9日に発表される主要経済指標の見通しについては以下の通り。


■6日(火)午後10時30分発表予定
○(米)10月貿易収支-予想は-416億ドル
参考となる9月実績は-364億ドルで赤字幅は予想を下回った。
輸出額は-0.6%の1892億ドル。
輸入額は-1.3%で2256億ドル。
資本設備や消費財の輸入が減少した。
10月については輸入額が増加すると予想されており、輸出額に大きな変動はないことから、赤字幅は拡大する見込み。
市場予想は妥当な水準か。


■8日(木)午前8時50分発表予定
○(日)10月経常収支-予想は+1兆5681億円
参考となる9月実績は+1兆8210億円。
黒字額は前年同月を上回った。
貿易黒字の拡大が寄与した。
第一次所得収支は+1兆5066億円で黒字額は前年同月を下回った。
10月については、第一次所得収支における黒字額は1兆円の大台を維持すると予想されているが、経常黒字額は9月実績を下回る可能性がある。


■8日(木)午前8時50分発表予定
○(日)7-9月期国内総生産改定値-予想は前期比年率+2.3%
参考となる速報値は、前期比年率+2.2%で予想を大きく上回った。
輸出の伸びや住宅投資が堅調。
個人消費と設備投資は停滞。
改定値では設備投資が上方修正される見込みだが、民間在庫の増加を考慮すると改定値の成長率は速報値と同水準になる可能性がある。


■9日(金)日本時間10日午前0時発表予定
○(米)12月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値-予想は94.1
参考となる11月確定値は93.8で10月実績を大幅に上回った。
大統領選の結果は多少好感されたようだ。
期待指数は85.2で昨年6月以来の水準だった。
12月については雇用の改善などを考慮して11月実績をやや上回る可能性がある。


その他の主な経済指標の発表予定は、5日(月):(米)11月ISM非製造業景況指数、(米)11月労働市場情勢指数、7日(水):(米)10月JOLT求人。



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