[10日 ロイター] - 米国のターゲット、CVSヘルス、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスを含む小売り各社は10日、供給不足に陥っている乳児用粉ミルクの購入を制限すると明らかにした。
米医薬品大手アボット・ラボラトリーズは2月、ミシガン工場で製造している「シミラック」を含む乳児用粉ミルクについて、乳児が飲用後に細菌感染症を起こしたとの苦情を受けて製品を回収した。
アボットは10日、供給不足の解消に向けてアイルランドの施設から製品を空輸するなど、あらゆる手を尽くしていると表明。また、ミシガン工場の生産再開に向けて米食品医薬品局(FDA)と連携を取っているとした。
同社は米国の乳児用粉ミルク市場で約42%のシェア(2021年時点)を占める最大手。