[ワシントン 1日 ロイター] - トランプ米大統領を支援する政治活動団体「アメリカ・ファースト・ポリシーズ」は、2020年の大統領選に向け、トランプ氏の弾劾調査を支持する下院民主党議員らを標的にした広告キャンペーンを展開する方針だ。関係筋が1日、ロイターに明らかにした。
テレビ・デジタル広告に100万ドル超を投じ、下院民主党議員に弾劾調査の阻止を促すよう有権者に働き掛けるという。
この広告は、米共和党全国委員会(RNC)が先週末に開始した200万ドル規模の広告キャンペーンのメッセージを繰り返すのが狙いで、RNCの広告展開が終了する見通しの今週末か来週初めに掲載される予定。
16年の選挙でトランプ氏を選んだ後、18年に民主党候補を支持した州が広告の対象地域になるという。
下院民主党は、トランプ氏が来年の大統領選を有利に運ぶため、ウクライナのゼレンスキー大統領に政治的便宜を図るよう圧力をかけたとされる疑惑を受けて弾劾調査を開始した。
トランプ氏は疑惑を否定し、調査を非難している。