[フランクフルト 24日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のエルダーソン専務理事は24日、ユーロ圏のインフレ率について、たとえ石油価格がこれ以上上がらなくても、ECBの2%目標を上回る状態が2023年の相当期間続く可能性があると指摘した。
エルダーソン氏は講演で「国際石油価格がこれ以上上昇せず、高水準で安定したとしても、インフレ率は23年に入って相当な期間、2%の目標を上回り続け、目標近辺に落ち着くのは24年と予想している」と述べた。ただ物価安定というコミットメントは揺るぎなく、物価上昇を抑制する方針だと説明した。