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【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家株道氏:年初大暴落はいつまで続くのか?

発行済 2016-01-21 21:09
更新済 2016-01-21 21:33
【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家株道氏:年初大暴落はいつまで続くのか?
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以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家株道氏(ブログ「株道−人に教えたくない私の相場帳−」を運営)が執筆したコメントです。
フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
---- ※2016年1月20日22時に執筆 本日は不意打ちを喰らった突発大幅反落でした。
日経平均株価は600円超の下落、年初来安値となりました。
先物主導の人為的な株価誘導が行われたようです。
ボラティリティーをとるために、とことんまで投げさせるつもりなのでしょう。
恐怖が足らず、追証が進んでいなかったようです。
投げ枯れた時、急反発するはずです。
売買代金が低水準の中、個人が先行して買い過ぎた感もあります。
それは、 (T:1570)日経平均レバETFの出来高を見れば、一目瞭然です。
これでは上昇のための需給が整いません。
つまり、日柄調整が長引くわけです。
本日(20日)ザラ場で年初からの下落幅は2,600円に達しました。
にも関わらず、年始からの売買代金で3兆円を超えたのはわずか1日です。
一方で、18日の信用評価損率は-16.75%となりました。
例外のない相場はありませんが、いつ上昇反転してもおかしくない値です。
故に個人の新規空売りも入らず、上昇エネルギーも蓄積しませんでした。
上昇需給が整わなかった副次的要因です。
そして、本日20日の信用評価損率は-19.0%。
こんな数字は3年以上見たことがありません。
ここからの下落はオーバーシュートした値ですので、日経平均レバETFなどで無理をするのではなく、叩き売られた個別株を丁寧に拾って行けば、低リスクのポジションが構築できると思います。
このような異常な暴落は数年に一度ですので、勝ち組にとっては投資比率を上げて、小口にコツコツ買い向かうタイミングなのですが、なんせ敵は原油価格・為替・米中経済問題という終わりの見えない切り札を持っています。
あとは個人のリスクスタンス次第となります。
私も本日やっと指し値で複数銘柄買えました。
年初来安値と言っても年初からたった12営業日ですから、無意味な言葉遊び、売り煽りです。
日経平均寄与度の高い銘柄が指数を大幅に下落させていますので、-600円もそのまま受け取る必要はありません。
ただし、悲観シナリオも確認しておかなくてはなりません。
相場には必ず二面性があります。
このままの需給状態が解消できなければ、16,000円割れを完全否定はできなくなります。
テクニカル上の下値抵抗帯は周知の通り16,500円-16,300円です。
そこから下を売り叩いても必ず限界値はやってきます。
確率は低いですが15,800円-15,500円が短期でのテクニカル限界値かと思います。
(現時点の個人的見解であり、相場環境に委ねられます) 「ここまで辛抱してきたけれど、今日明日で我慢できずに投げた」・・という方が多いほどに、夜明けは近いと言えます。
現在は、日銀が異次元緩和を決めた2014年10月以来の安値水準です。
黒田総裁は今、何を思うのでしょうか。
焦らなくては総裁失格です。
日銀金融政策決定会合は来週末です。
そこまで待つのか。
期待と思惑の一週間が始まります。
初心者の方には、この下落は底なしに見えることでしょう。
この暴落に出会えた貴方は幸運です。
投資心理の限界値というお宝を知ることができます。
リバウンドのない暴落を私は見たことがありません。
リバウンド水準を大きく下にずれ込むほど、そのひずみの修正(反発)は大きなものになります。
ただし、週足チャートでは明らかに下落トレンドに転換した上で、現在、二番底を試していることがわかりますし、日足でも時間調整を挟んだ二番底試しと見て取れなくもありません。
要は、リバウンドに囚われず「大局を見る」ということです。
一日から数日程度の値動きを気にしては、資産形成はできません。
株価乱高下に振り回されて、結果、プロの株価誘導の心理戦にハメられてしまいます。
「冷静かつ大胆に」 焦るなら、リバウンドではなく、トレンド転換を意識すると良いかもしれません。
それからでも十分な利幅がとれる状況です。
参考にすべきは過去の暴落チャート。
それ以上でも以下でもありません。
そして、日本経済単体では、過去のどの暴落局面より、健全であろうと思います。
アベノミクスは試されているだけで終わってはいません。
---- 執筆者名:株道 ブログ名:株道−人に教えたくない私の相場帳−

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