[6日 ロイター] - 米新聞大手ニューヨーク・タイムズ(NYタイムズ) (N:NYT)が6日発表した第3・四半期決算は利益が市場予想を上回った。購読料の値引きやコンテンツ拡充などが奏功し、電子版契約者数が増加した。
普通株主帰属の純利益は1640万ドル(1株当たり0.10ドル)と、前年同期の約2500万ドル(同0.15ドル)から減少。しかし、特別項目を除く1株利益は0.12ドルと、市場予想の0.10ドルを上回った。
総売上高は4億2850万ドルに拡大したものの、予想の4億2910万ドルには届かなかった。
電子版契約者数は前四半期から27万3000人増加し、約400万人となった。
また、2025年までに電子版・紙面を合わせた総契約者数が1000万人に達する見通しとした。
広告収入は6.7%減。デジタル向けは5.4%、紙面向けは7.9%それぞれ減少した。
第4・四半期については「かなり厳しい」環境になると見通し、全体の広告収入は10%台半ばの減少率になると予想した。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20191106T190448+0000