【小幅高となる】16900-17050円のレンジを想定=村瀬 智一
18日のNY市場は上昇。
アジア・欧州株が全面高となる中、主要企業の好決算を受けて買いが先行。
原油相場の上昇も好材料視されている。
一方、9月消費者物価指数や10月NAHB住宅市場指数が予想に一致する堅調な内容となり、これを受けて利上げ観測の拡大が上値を抑える格好となった。
ダウ平均は75.54ドル高の18161.94、ナスダックは44.01ポイント高の5243.84。
米株高や原油相場の上昇の流れを受けて、やや買い先行で始まろう。
その後は中国の経済指標を睨みながらの展開になりそうだ。
節目の17000円が心理的な上値抵抗として意識されやすいほか、米インテルの時間外の下落、米大統領選の候補者による第3回テレビ討論会も予定されており、17000円処での攻防になりそうだ。
ボリンジャーバンドでは+1σを突破しており、+2σとのレンジに移行。
MACDは若干ながらシグナルとの乖離が開いており、陽転シグナルが継続している。
一目均衡表では転換線が支持線として意識され、雲上限の切り上がりに沿ったトレンドを形成。
遅行スパンは実線の9月高値を通過しており、本日にも上方転換シグナルを発生させてくる確率が高まっている。
ただし、週間形状では雲下限が17063円辺りに位置しており、これが上値抵抗として意識される。
ボックスレンジを想定しつつ、まずは週足雲下限突破を見極めたいところ。