こんにちは、フィスコリサーチレポーター三井智映子の「気になるレポート」です。
中国の商品先物市場で最大の売買高を誇る上海鉄筋ですが、16日、後場のラスト30分で突然のマイナス転換に。
2.3%安まで急落しています。
その急落について今日はレポートします。
松永さんによると『上海ゴムは、0.6%高で前場の取引を終えましたが、後場のラスト30分間で下げ足を速め、1.8%安の1万9700元で取引を終えました。
本日の中国の資源銘柄の多くは、前場は全面的に小幅高で推移していたものの、後場のラスト30分間でマイナス転換となりました』とのこと。
さらに中国の商品先物市場のほかの商品に関しても『上海亜鉛が0.5%安、上海銅が0.5%安、上海鉛が3.9%安、上海熱延鋼板が1.5%安、大連鉄鉱石が2.4%安、大連コークスが1.3%安、大連粘結炭が1.6%安で取引を終え、これらの銘柄は、後場のラスト30分間ごろからマイナス転換となり、下げ足を速めました』と伝えています。
そして『中国の資源銘柄の多くは、後場のラスト30分間からの突然の急落の流れを、この後の夜間取引でも引き継ぐ可能性があります』と示唆しています。
また松永さんは週間レポートにて『中国の非鉄金属銘柄の多くは、1カ月ほど前の高値から6~7%幅ほど下落しております』と指摘。
『ここにきて中国の株式市場や資源銘柄の地合いが急速に悪化してきたようです』として、中国市場のリスクオフの流れが強まっていると伝えています。
今後の値動きを注視していきたいですね。
上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の12月16日付「天然ゴム市場パート4「後場のラスト30分間で突然の急落」」と、週間スペシャルレポートにまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
フィスコリサーチレポーター 三井智映子