[ロンドン 28日 ロイター] - 船主責任保険(P&I保険)を提供するアメリカン、ノース、UK、ウエストの各クラブは、船舶保険各社がロシア、ウクライナ、ベラルーシでの戦争リスクをカバーする保険を1月1日から提供できなくなるとウェエブサイトで発表した。再保険会社が大幅な損失に直面し、同地域から撤退しているという。
これらのクラブは世界の外航船舶の約90%をカバーする最大のP&I保険グループを構成している。UKクラブは23日、「当クラブの再保険会社はロシア、ウクライナ、ベラルーシの領土での戦争リスクのエクスポージャーに対する再保険を保証することができなくなった」と表明。アメリカンクラブも23日、戦争リスクを巡る再保険を提供する再保険会社から同地域における「解約通知」を受け取り、その結果、クラブ内の保険を解約することになったと発表した。