プレミアムデータを入手しましょうサイバーマンデーで 最大55%引き InvestingPro特別セールを請求する

円高が進む中、日経平均は続伸。後場は上値が重くなるか

発行済 2019-06-20 11:31
更新済 2019-06-20 11:43
© Reuters.  円高が進む中、日経平均は続伸。後場は上値が重くなるか
JP225
-
USD/KRW
-
USD/CNY
-
JP225
-
US10YT=X
-
SSEC
-

前日の米国株式市場はFOMCの結果を好感して主要3指数が揃って続伸した。FOMCではフェデラルファンド金利を据え置いたものの経済見通しの不確実性の高まりや低いインフレ圧力を考慮し、「適切に行動する」とした。従来の「忍耐強く」が削除されたことは、金融政策の変更を意味し、利下げが示唆されたことになる。概ね事前予想に沿ったものとなり、株式市場はこれを好感した形だ。

その一方で利下げの示唆は米国債利回りの低下を招いている。午前10時54分時点での10年債利回りは1.980%となり、ドル/円は107.64円まで円高が進んでいる。FOMCで明かされたドットプロットでは17人のうち8人が年内の利下げを予想しており、これにより次回FOMCでの利下げが確実視されている。これを受けた米国政策金利モニターツールでは次回FOMCで0.25%、さらに次の9月FOMCで0.25%の利下げ、そして年内にさらに0.25%の利下げを予想している。本日は日銀の金融政策決定会合が開かれているが、政策金利は据え置くとしても、黒田総裁が何かしらのリップサービスをする可能性はある。日銀ができることは限られているとしても、世界各国中銀の金融緩和の方針を受けて特段のメッセージを発信しないとなると円高が一層進む可能性があるからだ。

日経平均は2万1432円と続伸しているが、円高を受けて上値が重くなってきている。75日移動平均線もあり、ここからの上値は重いだろう。日経225先物の日足をみるとここから上は上髭を残す抵抗ラインであり、1回で簡単に突破できないのではないか。円高が弱くなる材料が出れば別だが、本日後場での突破は難しいと思われ、2万1500円あたりが上値の目途と思われる。

上海総合株価指数は0.88%高、ドル/人民元は0.07%安、ドル/ウォンは0.16%安となっている。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます