[ロンドン 30日 ロイター] - 英国のトラス首相とクワーテング財務相は30日、金融市場の混乱を招いた大規模減税計画を巡り、11月23日に予定する「中期財政計画」と予算責任局(OBR)による成長率・債務見通しの公表時期の前倒しは行わない姿勢を示した。
市場の懸念を払拭するため財政計画を前倒しで発表するよう求める圧力が高まっているが、政府は当初のスケジュールを堅持する方針。
両氏はこの日、OBRのリチャード・ヒューズ局長と会談。その後、財務省は声明を発表し「11月23日に発表される予定の中期財政計画や成長率・債務見通しについて議論した。OBRは通常通り、予測のプロセスなどで緊密に連携することに合意した」とした。