[東京 18日 ロイター] - 日経平均 .N225 終値 19990.82 -228.45 寄り付き 20193.59 安値/高値 19990.55─20200.51
TOPIX .TOPX 終値 1616.66 -17.04
寄り付き 1631.85
安値/高値 1616.66─1632.49
東証出来高(万株) 202396 東証売買代金(億円 23006.69 )
東京株式市場で日経平均は4日続落。終値で5月18日以来、1カ月ぶりに2万円を割り 込んだ。米連邦公開市場委員会(FOMC)を受けたドル安/円高の進行が重しとなり、 日経平均は200円を超す下げとなった。日銀によるETF(上場投信)買い入れ期待な どが下値を支えたものの、ギリシャのデフォルト(債務不履行)に対する警戒感が強く、 短期筋の先物売りに押された。
FOMCは通過したが、今晩のユーロ圏財務相会合や18─19日の日銀金融政策決 定会合など重要イベントを控え、「海外短期筋によるポジション調整の売りが続いている 」(国内証券トレーダー)という。債券先物買い・株先物売りの動きを指摘する声もあっ た。国債先物は大幅続伸し、中心限月で6月9日以来となる147円台を回復した。
日経平均2万円割れでは押し目買いが入りやすいとされる一方、目先的には下値に対 する警戒感が強まっている。東海東京調査センター・チーフストラテジストの隅谷俊夫氏 は「ギリシャ問題にかかわる予定が詰まっており、リスク回避の売りが強まりかねない」 と警戒感を示し、日経平均1万9500円程度までの下げはあり得ると述べた。
個別銘柄では、SUMCO 3436.T やアドバンテスト 6857.T など半導体製造装置関 連株が軟調。日本半導体製造装置協会が17日に発表した国内の同装置の5月度のBBレ シオ(3カ月移動平均)が0.93と3カ月連続で節目の1を下回り、受注の先行きを懸 念した売りが出た。
東証1部騰落数は、値上がり330銘柄に対し、値下がりが1479銘柄、変わらず が77銘柄だった。
(杉山容俊)