中国人民銀行(中央銀行)は17日、今年6月末時点の金準備が5332万オンス(約1658トン)だったと発表した。
中国が金準備の具体的な数字を公表するのは、2009年以降で初めて。
09年4月末の1054トンから604トン増加している。
ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)のデータをもとにすると、この1658トンという金準備はロシアを上回る水準。
米国、ドイツ、IMF、イタリア、フランスに次ぐ世界6番目の数字となる。
中国は世界最大の産金国だが、ここ数年は金準備の数字を公表していなかったため、その規模について市場でさまざまな憶測を呼んでいた。
今回公表された数字は、市場予想の3000~4000トンを大きく下回る規模にとどまっている。
併せて発表された6月末の外貨準備高は3兆6900億米ドル。
人民銀は今回、国際通貨基金(IMF)の「特別データ公表基準(SDDS)」に基づいて情報を公開した。
このSDDSは、各国が外貨準備に関する情報を開示する際の指針となるもの。
IMF基準の採用で情報の透明性をアピールし、SDR(特別引出権)構成通貨への人民元採用を促す狙いがある。
【亜州IR】
中国が金準備の具体的な数字を公表するのは、2009年以降で初めて。
09年4月末の1054トンから604トン増加している。
ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)のデータをもとにすると、この1658トンという金準備はロシアを上回る水準。
米国、ドイツ、IMF、イタリア、フランスに次ぐ世界6番目の数字となる。
中国は世界最大の産金国だが、ここ数年は金準備の数字を公表していなかったため、その規模について市場でさまざまな憶測を呼んでいた。
今回公表された数字は、市場予想の3000~4000トンを大きく下回る規模にとどまっている。
併せて発表された6月末の外貨準備高は3兆6900億米ドル。
人民銀は今回、国際通貨基金(IMF)の「特別データ公表基準(SDDS)」に基づいて情報を公開した。
このSDDSは、各国が外貨準備に関する情報を開示する際の指針となるもの。
IMF基準の採用で情報の透明性をアピールし、SDR(特別引出権)構成通貨への人民元採用を促す狙いがある。
【亜州IR】