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アイル Research Memo(7):2019年7月期通期も大幅増益で過去最高更新予想、さらに上振れ余地

発行済 2019-04-01 15:37
更新済 2019-04-01 15:41
© Reuters.  アイル Research Memo(7):2019年7月期通期も大幅増益で過去最高更新予想、さらに上振れ余地
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■今後の見通し1. 2019年7月期通期も大幅増益で過去最高更新予想アイル (T:3854)の2019年7月期通期の連結業績予想は期初計画を据え置いて、売上高が2018年7月期比8.4%増の10,200百万円、営業利益が同34.9%増の710百万円、経常利益が同31.9%増の720百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同35.5%増の456百万円としている。

システムソリューション事業、Webソリューション事業とも伸長して増収・大幅増益予想、そして過去最高更新予想である。

大型物件の受注増加で一時的に完成納期の時期が長期化するが、新規受注や更新受注の獲得が順調に推移して売上高は100億円を突破する見込みだ。

利益面では、積極的な研究開発投資や人材投資を継続するが、ストック型商材の拡大、品質管理強化・生産性向上の効果、働き方改革推進に伴う職場環境改善関連費用の一巡が寄与して大幅増益予想である。

重点戦略として引き続き、基幹業務システムとWebシステムの両面から幅広いソリューション提案を可能とするCROSS-OVERシナジー戦略、協業企業の発掘・提携によって販売チャネル拡大を図るパートナー戦略、業種に特化したシステム開発や業種ごとの導入事例を生かして各業種特有の問題解決を行う特化業種深耕戦略を推進する。

主力パッケージソフト「アラジンオフィス」の業種別機能強化も推進する。

2. 第2四半期累計の進捗率順調で通期予想に上振れ余地通期予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高46.4%、営業利益52.3%である。

下期の構成比が高い収益特性であり、過去6期平均の売上高45.3%、営業利益33.6%との比較で見ても進捗率は順調である。

2019年10月の消費税率引き上げに伴う軽減税率導入に向けたカスタマイズ費用の増加や、技術者不足の影響など、下期の不透明感が強いとして通期予想を据え置いたが、上振れ余地があるだろう。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)

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