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ムサシ Research Memo(6):通期業績予想を修正、利益面で前回予想を上回る見通し

発行済 2016-01-07 08:18
更新済 2016-01-07 08:33
ムサシ Research Memo(6):通期業績予想を修正、利益面で前回予想を上回る見通し
■業績動向 (1) 2016年3月期通期見通し ムサシ {{|0:}}は第2四半期決算を踏まえて2016年3月期通期予想を上方修正した。
新しい予想は、売上高35,650百万円(前期比4.3%減)、営業利益1,017百万円(同28.4%減)、経常利益1,103百万円(同33.6%減)、当期利益692百万円(同36.9%減)となっている。
前期比較では減収減益、従来予想との比較では売上高は下方修正、利益は上方修正となっている。
前期比較で減益予想となっているのは、選挙システム機材の通期売上高が前期比41.0%減となる予想となっているためだ。
前期は下期(12月)に国政選挙(衆院選)があったため、下期に選挙システム機材の売上高が膨らんだ。
今期は第2四半期に統一地方選があったものの国政選挙は想定されていないため期初より大幅減収見通しとなっている。
選挙システム機材は利益率が高いために、売上高の減収で利益インパクトも大きくなる。
期初予想との比較では売上高が1,082百万円下方修正された一方、営業利益は108百万円上方修正された。
営業利益の上方修正は第2四半期決算における選挙システム機材の上振れ貢献に加えて、下期には「情報・印刷・産業システム機材セグメント」の中のメディアコンバート事業の貢献により利益を押し上げるためとみられる。
売上高が下方修正されたのは第2四半期決算で述べたことと同じで、選挙システム機材を除く主要な商品グループが下方修正されたためだ。
ただし、これらの利益インパクトは大きくないため、選挙システム機材の上方修正によるプラスインパクトがカバーするという構図だ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

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