27日のマザーズ指数は3日ぶり反発となった。
前日の米国株式市場が高安まちまちとなるなか、マザーズ市場は朝方から底堅いスタートを見せた。
その後は、いったん利食い売りの動きもあったものの、大引けにかけてマザーズ指数は値を戻す展開となった。
前場から香港メディアによって米中貿易戦争は一時休戦と伝わったことで、為替市場で円安・ドル高が急速に進み、個人投資家のセンチメントを好転させた。
そのほか、中国・上海総合指数をはじめとしたアジア株式市場が堅調な動きとなったことで、マザーズ銘柄に対しても短期資金が向かいやすい地合いとなった。
なお、売買代金は概算で894.11億円。
騰落数は、値上がり138銘柄、値下がり136銘柄、変わらず11銘柄となった。
値上がり率上位銘柄では、13%高となったメドレックス (T:4586)がトップになったほか、カオナビ (T:4435)や一家ダイニング (T:9266)などがそれに続いた。
売買代金上位では、インパクトホールディングス (T:6067)、モルフォ (T:3653)、HEROZ (T:4382)、メルカリ (T:4385)、チームスピリット (T:4397)、Sansan (T:4443)が上昇。
一方で、そーせい (T:4565)、自律制御システム研究所、インフォネット (T:4444)、リボミック (T:4591)、ラクスル (T:4384)、TKP (T:3479)は軟調であった。
なお、本日マザーズ市場に上場した新日本製薬 (T:4931)の初値は公開価格を13.2%上回る1664円となり、初値形成時の出来高は223万7000株だった。