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アイビーシー Research Memo(1):ネットワークシステム性能監視ツールのリーディングカンパニー(1)

発行済 2016-01-25 16:00
更新済 2016-01-25 16:33
アイビーシー Research Memo(1):ネットワークシステム性能監視ツールのリーディングカンパニー(1)
アイビーシー {{|0:}}は2002年10月設立で、2015年9月東証マザーズに新規上場した。
ネットワーク機器・システムの稼働状況を監視し、障害発生の予兆などを検知するネットワークシステム性能監視ツールのリーディングカンパニーである。
自社開発製品であるネットワークシステム性能監視ソフトウェアのライセンス(ソフトウェア使用権)販売、自社製品導入支援やネットワークシステム構築に関わるコンサルティングなどのサービス提供、その他物販(他社製情報通信機器などの販売)を展開している。
2015年9月期の売上構成比8割強のライセンス販売が収益の柱である。
現在の主力製品は2011年7月にリリースしたネットワーク性能監視ソフトウェア「System Answer G2」シリーズで、2015年9月期のライセンス販売売上高のうち9割弱を占めている。
専門知識がなくてもネットワーク全体の状況を俯瞰できる使いやすさと、2015年9月期末現在で対応メーカー数103社及び分析ポイント数3,103ポイントのマルチベンダー対応を最大の特長・強みとしている。
同社製品のように100社を超えるマルチベンダー対応で、使い勝手の良いネットワーク性能監視ソフトウェアは世界でも類がなく、自社エンジニアによる手厚い顧客サポート体制も好評のため、ライセンス販売における継続利用率は約9割と極めて高い。
ライセンス販売が積み上がるストック型ビジネスモデルで、高収益構造を特長としている。
2016年9月期業績(非連結)の会社予想は前期比16.2%増収、12.5%営業増益、11.0%経常増益、9.9%最終増益としている。
ネットワーク性能監視ソフトウェア「System Answer G2」シリーズの販売が好調に推移する見込みだ。
会社予想は保守的な印象が強く増額余地があるだろう。
中期的にも国内のシステム性能・稼働監視ソフトウェア市場は拡大基調にある。
クラウドコンピューティングやビッグデータの活用、リソースの仮想化などの技術が浸透して、ネットワークシステム全体が一段と複雑化・ブラックボックス化している状況を考慮すれば、100社を超えるマルチベンダー対応に強みを持つ同社製品の競争優位性が一段と鮮明化することが予想され、中期成長期待が高まる。
■Check Point ・ネットワークシステム性能監視ツールのリーディングカンパニー ・ストック型ビジネスモデルで高収益構造も特長 ・2016年9月期増収増益予想(5期連続)、主力製品の販売好調で増額余地 (執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展)

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