■決算動向
(1)2015年3月期の決算
5月1日に発表された2015年3月通期決算は、売上高が前期比6.2%増の21,119百万円、営業利益が同5.5%減の1,991百万円、経常利益が同9.3%減の2,036百万円、当期純利益が同4.1%減の1,358百万円となり、期初の予想をクリアした。
データベース関連事業こそ前期比マイナスとなったものの、株価の上昇、それに伴う上場企業数の増加、外国人投資家の売買シェアが7割、保有シェアが3割を占める状況下における英文IRニーズの向上など事業環境の追い風を背景に、主力3事業(上場会社ディスクロージャー関連、上場会社IR関連等、金融商品ディスクロージャー関連)がいずれも増収を達成した。
特に連結子会社a2mediaの新規事業であるコールセンターサービス、金融商品市場の活性化を受けた目論見書等の売上増が寄与している。
また、ガバナンスコードへの企業認識が高まっている点も、プロネクサス (TOKYO:7893)のようにIRの専門性を持つ企業にとってプラスになったものと想定される。
なお、利益は減少しているが、次世代EDNETへの対応で一時的にコストが増加したため。
(執筆:フィスコアナリスト)
データベース関連事業こそ前期比マイナスとなったものの、株価の上昇、それに伴う上場企業数の増加、外国人投資家の売買シェアが7割、保有シェアが3割を占める状況下における英文IRニーズの向上など事業環境の追い風を背景に、主力3事業(上場会社ディスクロージャー関連、上場会社IR関連等、金融商品ディスクロージャー関連)がいずれも増収を達成した。
特に連結子会社a2mediaの新規事業であるコールセンターサービス、金融商品市場の活性化を受けた目論見書等の売上増が寄与している。
また、ガバナンスコードへの企業認識が高まっている点も、プロネクサス (TOKYO:7893)のようにIRの専門性を持つ企業にとってプラスになったものと想定される。
なお、利益は減少しているが、次世代EDNETへの対応で一時的にコストが増加したため。
(執筆:フィスコアナリスト)