スポーツの秋。大学スポーツも秋の公式戦のシーズンを迎えている。しかし今年は新型コロナウイルスの影響で、状況が一変した。強豪の天理大でクラスター(感染者集団)が発生したラグビーの関西大学リーグは10月10日の開幕予定を、中止も視野に検討。7月末まで開催の道を模索しながら春季リーグを実施できなかった関西学生野球連盟は、5日から秋季リーグをスタートしたが、大会方式を大幅に変更せざるを得なかった。「プロを目指す学生もいる。公式戦が行われないと、卒業後の進路にも影響が出る」。ある大学の監督はそう漏らす。関西の大学スポーツの現状をまとめた。