ビーロット (T:3452)は15日、2020年12月期第1四半期(20年1月-3月)連結決算を発表した。
売上高が前年同期比69.2%減の18.15億円、営業利益が同92.8%減の1.10億円、経常損失が1.14億円(前年同期は14.38億円の利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失が1.34億円(同10.22億円の利益)となった。
不動産投資開発事業の売上高は前年同期比82.7%減の7.96億円、セグメント損失は0.63億円(前年同期は10.11億円の利益)となった。
前期比較では、大型物件の売却の実施がなかった。
一方で、100億円を超える創業以来最大規模の大阪府吹田市の事務所・店舗ビル等の賃料収入が伴う物件の仕入れを厳選して行い、販売用不動産及び仕掛販売用不動産の残高は過去最高額となる367.04億円となり、前年度末に比べ168.01億円増加した。
不動産コンサルティング事業の売上高は同24.5%減の5.58億円、セグメント利益は同37.1%減の3.35億円となった。
関東圏を中心に案件を重ね、成約件数は4件(前年同期6件)となった。
その内訳は関東圏2件(前年同期5件)、北海道圏1件(前年同期1件)、九州圏1件(前年同期−件)となる。
ライフステージによる分譲マンションの受託販売は堅調に推移したが、B-Lot Singapore Pte. Ltd.の仲介案件の減少により、前年同期を下回る結果となった。
不動産マネジメント事業の売上高は同32.7%減の4.93億円、セグメント利益は同49.4%減の1.42億円となった。
プロパティマネジメントでのクライアントの所有不動産の管理運営受託件数が96件(前年同期74件)と大幅に増加した。
管理運営受託のエリアの内訳は、関東圏41件(前年同期32件)、北海道圏28件(前年同期24件)、九州圏22件(前年同期15件)、関西圏5件(前年同期3件)となった。
しかし、新型コロナウイルス感染症拡大による影響により、ゴルフ場運営受託を営むティアンドケイの売上高が大きく減少し、前年同期を下回った。
2020年12月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比19.4%増の300.00億円、営業利益は同24.9%増の49.79億円、経常利益は同18.7%増の41.86億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同17.1%増の28.43億円とする期初計画を据え置いている。