[ベルリン 3日 ロイター] - IHSマークイットが発表した2月のドイツのサービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値は45.7で、1月の46.7から低下した。速報値の45.9からも小幅に下方修正された。
景況拡大と悪化の分かれ目である50は5カ月連続で下回った。
運輸と倉庫を除く、ほぼすべてのサブセクターで業況が悪化した。
ただ、年内の事業見通しについては楽観的な見方が多かった。新型コロナウイルスワクチンが普及すれば事業環境が平常化するとの期待を反映した。
IHSマークイットのエコノミスト、フィル・スミス氏は「製造業とは対照的に、サービス業ではインフレ圧力は比較的抑制されている。コスト上昇圧力が需要の鈍化に吸収されているためだ」と述べた。
製造業とサービス部門を合わせた総合PMIは1月の50.8から51.1に上昇。製造業が堅調で、サービス業の不振を埋め合わせた。