18日午前の東京外為市場ではドル・円は103円87銭付近。
日経平均株価の切り返しで目先の株安への警戒は後退しているが、材料難で積極的なドル買いは手控えられているようだ。
ドル・円は、前日海外市場で103円台に押し下げられた流れを受け、朝方は日経平均の下落を手がかりに一時103円68銭まで下げた。
その後は日経平均の切り返しで104円を目指す展開となっている。
ただ、足元では5日移動平均線(103円95銭)付近がレジスタンスラインとして意識されているもよう。
日経平均はプラス圏を維持しているが伸び悩んでおり、ドル・円は方向感の乏しい値動きとなっている。
ランチタイムの日経平均先物はプラス圏推移のため株安への警戒感は低下しているものの、ドル買い材料が乏しく、積極的な買いは手控えられている。
この水準を上抜けるには材料が不足しているようだ。
ここまでのドル・円の取引レンジは103円68銭から103円93銭、ユーロ・円は114円18銭から114円46銭、ユーロ・ドルは1.0996ドルから1.1026ドルで推移した。
【要人発言】
・麻生財務相
「急激なアップダウンは最も避けなければならない」
「為替市場での過度な変動や無秩序な動きは悪影響」
・豪準備銀(10月4日開催分議事要旨)
「豪ドル高は経済の均衡を複雑化する可能性がある」
「金利据え置きはインフレや成長目標と一致」
「住宅市場と労働市場にかなりの不確実性がある」