上海総合指数<.SSEC> 前営業日比 売買代金概算
前場終値 2897.230 21.690安 994.2億元(上海A株)
寄り付き 2905.514 13.406安
前営業日終値 2918.920 13.723高 1716.4億元(上海A株)
ハンセン指数<.HSI>
前場終値 22983.38 413.04安 395.1億香港ドル
寄り付き 23114.43 281.99安
前営業日終値 23396.42 58.40高 828.9億香港ドル
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[香港 2日 ロイター] 2日の中国・香港株式市場は反落して前場を終えた。中東
情勢の緊迫化を受けた米株市場や他のアジア市場の下落で、リスク回避の動きが強まっ
た。
ハンセン指数<.HSI>前場終値は413.04ポイント(1.77%)安の
2万2983.38。同指数は前日まで3営業日続伸していた。
ハンセン中国企業株指数(H株指数)<.HSCE>は177.35ポイント(1.41%)
安の1万2442.96。
上海総合指数<.SSEC>は21.690ポイント(0.7%)安の2897.230。同
指数は5営業日続伸していたが、セメントメーカーや機器メーカーなどインフラ関連株の
下落に圧迫された。
海通証券のアナリストは「原油価格や不安定な中東・アフリカ情勢、弱かった前日の製
造業関連指標が材料になっている。明らかに利食い売りが前場の下落要因となった」と指
摘した。
一部の投資家は、魅力的なバリュエーションを理由に中国株の今後の動向に関する楽観
的な見方を強めている。
トムソン・ロイターのデータによると、香港市場のH株は、今後12カ月間の利益見通
しをベースにした株価収益率が約9.4倍と、2年ぶりの低水準となっている。
ただ、投資家は積極的な投資に動く前に急落した米株の動向を見守るとみられる。
この日は、中国の低価格住宅建設計画を背景にこれまで値上がりしていたセメントメー
カーなどの建設関連株に利食い売りが出た。安徽海螺水泥<0914.HK>は2%下落した。週
ベースでは依然として7.7%高。
不動産開発株も幅広く売られた。上海市場の不動産株指数<.SSEP>は1.4%安、ハン
セン不動産株指数<.HSNP>は2.4%安。
アジア系銀行のヘッドトレーダーによると、香港の不動産開発株は、香港金融管理局(
HKMA)が、予想より早期の利上げサイクルを示唆したことを受けて反落した。