『米株式市場』
3日のNY市場は下落。 6月個人支出が前月より大幅下落となったほか、7月ISM製造業景況指数も予想を下振れたことで景気後退懸念が拡大。
NY原油先物相場が一時4％弱下落したことも嫌気された。
ダウ平均は91.66ドル安の17598.20、ナスダックは12.90ポイント安の5115.38。
グローベックスの米株先物は小安く推移しており、弱含みの展開が続きそうである。
週末の雇用統計を前に、様々な経済指標の結果などが、利上げへの思惑につながりやすく、方向感が掴みづらいだろう。
本日の経済指標は製造業受注(6月)が予定されており、予想は1.70％（前月は-1.00％）となる。
また、決算ではスプリント、ウォルト・ディズニー、コーチが予定されている。
スプリントの決算辺りは市場の関心が向かいやすいだろう。
その他、4日の上海指数は反発をみせたが、中国の景気鈍化懸念は根強い。
特に米半導体関連企業などは中国の減速の影響を受けやすいとみられており、同セクターの動向にも注視する必要がある。
一方、米保険大手AIGが3日に発表した決算は、コンセンサスを上回ったほか、配当を倍増、自社株買いを発表し、時間外で強い値動きをみせている。
この好影響が期待されるほか、他の保険セクターの動向なども注目されよう。