(カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>
終値 12724.41(+152.50)
前営業日終値 12571.91( ‐15.51)
ナスダック総合<.IXIC>
終値 2834.43(+20.20)
前営業日終値 2814.23(‐12.29)
S&P総合500種<.SPX>
終値 1343.80(+17.96)
前営業日終値 1325.84( ‐0.89)
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[ニューヨーク 21日 ロイター] 21日の米国株式市場は、反発して終了した。
米連邦債務上限引き上げ問題で合意の兆しが出ていることに加え、ユーロ圏首脳が債務危
機への具体的な対策を示したことを好感した。
ダウ工業株30種<.DJI>終値は152.50ドル(1.21%)高の1万
2724.41ドル。
ナスダック総合指数<.IXIC>は20.20ポイント(0.72%)高の2834.43。
S&P総合500種<.SPX>は17.96ポイント(1.35%)高の1343.80。
この日発表されたモルガン・スタンレー
の、株式セールス・トレーディング部門の収入増などが寄与し、市場予想より小幅な損失
にとどまった。これを受け、モルガン・スタンレーは11%高となり、銀行株が引き続き
買われるきっかけとなった。
ただこの日の最大の焦点は、連邦債務上限引き上げ問題。BB&Tウエルス・マネジメ
ントのシニア・バイスプレジデント、バッキー・ヘルウィグ氏は「市場は方向感を欠いて
いたが、オバマ大統領とベイナー下院議長が(債務上限引き上げ問題で)合意間近との報
道を受け、株価はロケットのように急上昇した」と述べた。
欧州ではこの日、ユーロ圏加盟国がブリュッセルで首脳会議を開催。総額1090億ユ
ーロのギリシャに対する第2次支援が合意された。民間部門は差し引き370億ユーロを
負担する。
ユニオン・パシフィック
連株全体が買われ、ダウ・ジョーンズ運輸株指数<.DJT>は1.7%上昇した。
バイオテクノロジー関連株にも買いが入り、製薬のアレクシオン
で引けた。同社の四半期決算が予想を上回ったことに加え、2011年の業績見通しを引
き上げたことが好感された。
一方、半導体大手インテル
ン(PC)部門の売り上げ鈍化を要因に2011年の見通しを若干引き下げている。