債券先物は150円台前半で推移し、もみ合う展開か/債券・金利 今日のポイント 2018年02月05日(月曜日)−株式会社フィスコ 担当 小瀬 正毅 問合せ先:03-5774-2444 newsadmin@fisco.co.jp
今日のポイント *06:50JST 債券先物は150円台前半で推移し、もみ合う展開か
<円債市場> 2日 債券先物3月限終値:150円28銭 レンジ:150円09銭-33銭 45812枚
本日5日の債券先物3月限は150円台前半で推移し、もみ合う展開か。米国株の大幅 下落を意識した相場展開となりそうだ。リスク回避的な債券買いが多少入ると 予想されるが、米、ユーロ圏の金利先高観が台頭していることは無視できない。 長期債の需要が増えない場合、債券先物は150円30銭台で上げ渋る展開もあり得る。
・債券先物3月限想定レンジ:150円15銭-35銭 10年債利回り:0.07%-0.08%
<米国債概況> 2日の米国長期債相場は下落。この日発表された1月の米雇用統計は市場予想を上回る強 い内容となったことが要因。雇用関連指標の改善(平均時給の上昇率は前年比+2.9%で市 場予想を上回る)を意識して長期債などの売りが優勢となった。米国株は今年最大の下げ を記録し、2年債の利回り水準はやや低下したが、複数の米地区連銀総裁がインフレ進行の 可能性について言及しており、長期債利回りの上昇を促した。債券市場では2018年に3回な し4回の利上げが実施される可能性が高いとの見方が広がっている。
カーブは短・長期間、中・超長期間でスティープニング。2年-10年は69.60bp、5年-30年 は49.70bp近辺で引けた。2年債利回りは2.14%(前日比:-2bp)、10年債利回りは2.84%(同 比:+5bp)、30年債利回りは3.09%(同比:+7bp)で取引を終えた。
本日の主要政治・経済イベント
<国内> ・衆院予算委員会
<海外> ・10:45 中・1月財新サービス業PMI(予想:53.5、12月:53.9) ・18:00 ユーロ圏・1月サービス業改定値(予想:57.6、速報値:57.6) ・18:30 英・1月サービス業PMI(予想:54.0、12月:54.2) ・19:00 ユーロ圏・12月小売売上高(前月比予想:-1.0%、11月:+1.5%) ・23:45 米・1月サービス業PMI改定値(速報値:53.3) ・24:00 米・1月非製造業景況指数(総合)(予想:56.5、12月:56.0←55.9) 《MK》