債券先物は150円台後半で推移し、もみ合う展開か/債券・金利 今日のポイント 2018年02月19日(月曜日)−株式会社フィスコ 担当 小瀬 正毅 問合せ先:03-5774-2444 newsadmin@fisco.co.jp
今日のポイント *06:44JST 債券先物は150円台後半で推移し、もみ合う展開か
<円債市場> 16日 債券先物3月限終値:150円75銭 レンジ:150円72銭-82銭 26740枚
本日19日の債券先物3月限は150円台後半で推移し、もみ合う展開となりそうだ。 為替相場の円高進行は一服しており、日米の株式市場は安定性を取り戻しつつ あることから、リスク回避的な債券買いは縮小するとみられる。現物債の取引 では長期債と超長期債の気配が相対的に甘くなりそうだ。
・債券先物3月限想定レンジ:150円60銭-75銭 10年債利回り:0.05%-0.06%
<米国債概況> 16日の米国長期債相場は強含み。この日発表された1月の米住宅着工件数は市場予想を上 回ったことや、2月のミシガン大学消費者信頼感指数の改善を意識して長期債利回りは下げ 渋る場面があった。しかしながら、モラー特別検察官は、2016年の米大統領選挙に干渉し たとの疑いでロシア人13人、3企業を訴追したとの報道を受けてリスク回避的な債券買いが 観測された。NYダウの上げ幅縮小も意識されたようだ。
カーブは短・長期、中・長期間でフラットニング。2年-10年は68.05bp近辺、5年-30年は 50.15bp近辺で引けた。2年債利回りは2.19%(前日比:+1bp)、10年債利回りは2.87%(同 比:−4bp)、30年債利回りは3.13%(同比:−3bp)で取引を終えた。
本日の主要政治・経済イベント
<国内> ・08:50 1月貿易収支(予想:-1兆202億円、12月:+3587億円)
<海外> ・18:00 ユーロ圏・12月経常収支(季調前)(11月:+378億ユーロ) ・旧正月で休場:中国(21日まで)、ベトナム(20日まで)、香港(19日まで) ・米国市場は「プレジデンツデー」の祝日で休場 《MK》