債券先物は150円台後半で推移か、20年国債の入札結果を見極める展開/債券・金利 今日のポイント 2018年02月22日(木曜日)−株式会社フィスコ 担当 小瀬 正毅 問合せ先:03-5774-2444 newsadmin@fisco.co.jp
今日のポイント *07:58JST 債券先物は150円台後半で推移か、20年国債の入札結果を見極める展開
<円債市場> 21日 債券先物3月限終値:150円78銭 レンジ:150円73銭-79銭 20008枚
本日22日の債券先物3月限は150円台後半で推移し、やや伸び悩む展開となりそうだ。 20年国債入札の結果を見極める展開となる。やや低調な結果となった場合、米長期金利は 上昇していることから、債券先物の上値は重くなりそうだ。現物債の取引では長期債と超 長期債の気配が相対的に甘くなりそうだ。
・債券先物3月限想定レンジ:150円55銭-75銭 10年債利回り:0.05%-0.06%
<米国債概況> 21日の米国長期債相場は続落。この日行われた米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要 旨で「漸進的な利上げが適切」との見解が含まれていたことが、利回り上昇につながっ た。市場参加者の間では「議事要旨は予想されたほどタカ派的なものではなかった」との 声が聞かれたが、次回3月21日に開かれるFOMC会合で0.25%の追加利上げが決定されること は確定的との見方が広がった。
10年債利回りは2.875%近辺から一時2.953%近辺まで上昇した。なお、21日に行われた5 年国債入札では最高落札利回りが2.658%、間接落札比率は58.0%、応札倍率は2.440倍と なった。応札倍率と間接落札比率は前回実績を下回った。
カーブは短・長期、中・長期間でスティープニング。2年-10年は67.80bp近辺、5年-30年 は53.30bp近辺で引けた。2年債利回りは2.27%(前日比:+5bp)、10年債利回りは2.95% (同比:+6bp)、30年債利回りは3.22%(同比:+7bp)で取引を終えた。
[本日の主要政治・経済イベント]
<国内> ・12:45 20年国債入札の結果判明
<海外> ・14:15 クオールズ米FRB副議長講演(東京、国際金融シンポジウム) ・18:00 独・2月IFO企業景況感指数(予想:117.0、1月:117.6) ・18:30 英・10-12月期GDP改定値(前年比予想:+1.5%、速報値:+1.5%) ・21:30 欧州中央銀行(ECB)1月理事会の議事要旨 ・22:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:23.0万件、前回:23.0万件) ・22:30 カナダ・12月小売売上高(前月比予想:0.0%、11月:+0.2%) ・24:00 米・1月景気先行指数(前月比予想:+0.7%、12月:+0.6%) ・24:00 ダドリーNY連銀総裁会見(プエルトリコなどの経済情勢) ・02:10 ボスティック米アトランタ連銀総裁講演(銀行関連会合) ・03:00 米財務省7年債入札(290億ドル) ・05:30 カプラン米ダラス連銀総裁が討論会参加(バンクーバー) 《MK》