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米国市場で注目の経済指標

発行済 2018-09-28 17:02
更新済 2018-09-28 17:20
© Reuters.  本日は注目の指標が多い

© Reuters. 本日は注目の指標が多い

本日の日経平均は年初来高値を大きく更新し、後場に24286.10円をつけたが、大引けでは24120.04円となった。為替も昨日午後から大きく円安に振れており、午後4時19分現在113.45円となっている。日経平均株価は過熱感を意識して、いったん調整する場面もあるはずだが、先高観が強いため押し目買いが入ると考えられ、10月相場もまだ上値を追う動きが続くだろう。

今日の米国市場は本日発表のさまざまな指標の影響を受けるだろう。午後9時30分には個人支出や個人所得がある。個人支出の予想は0.3%になっている。同時刻に食料とエネルギーを除く8月のコア個人消費支出(PCE)物価指数がある。これは、FOMCがインフレを計るのに使用する重要なデータだ。前月比で0.1%前年比で2.0%の予想になっている。市場が始まる前にはバーキン・リッチモンド連銀総裁が、銀行業務と経済と表題をつけられる会議で演説をする予定。午後10時45分にはシカゴ地区購買部協会景気指数、午後11時にはミシガン大学消費者信頼感指数が発表される。

リック・ペリー米エネルギー長官が記者会見で、11月から施行されるイランに対する制裁の影響を相殺するため、戦略石油備蓄からの放出を検討していないと述べた。土曜日午前2時にベーカー・ヒューズ社の米石油採掘装置(リグ)稼働数が発表される。石油の供給不足懸念の解消が見込まれない中、戦略石油備蓄の放出がなくなったことで、高止まりしている価格が週末にどう動くか注目される。

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