4月14日付けのシカゴIMM、投機・投資家筋のポジションで円の売り持ち高は前週から減少し、2012年10月以来の低水準となった。
◎来週のポイント 24日のユーロ圏財務相会合でギリシャが欧州の債券団と改革に関する合意に達するかどうかに焦点が集まる。
合意に達しないと、ギリシャは5月に期限がくる10億ドル規模の国際通貨基金(IMF)に対する融資返済が不可能となりデフォルト(債務不履行)、ユーロ圏離脱を強いられる。
また、米国の利上げのタイミングを睨んだ動きも続く。
ただ、29日に開催される連邦公開市場委員会(FOMC)を前に連邦準備制度理事会(FRB)はブラックアウト期間に入る。
このため、FRB関係者の講演は予定されておらず、住宅関連や耐久財受注などの指標に注目が集まる。
予想を下振れると早期利上げ観測が一段と後退しドル売りに拍車をかける。
●欧州 24日:ユーロ圏財務相会合 ●米国 22日:3月中古住宅販売件数:予想503万戸(2月488万戸) 23日:3月新築住宅販売件数:予想510万戸(2月539万戸) 24日:3月耐久財受注:予想前月比+0.6%(2月‐1.4%) 最近の低調な指標を受けて、連邦公開市場委員会(FOMC)関係者が6月の利上げにしり込みをし始めた。
予想外に下振れた3月の雇用統計に始まり、製造業や鉱工業などの落ち込みが目立つ。
とりわけ、今まで「6月の利上げが適切」としてきた2015年の連邦公開市場委員会(FOMC)の投票権を有するアトランタ連銀のロックハート総裁は「あいまいな経済はFRBが主要な行動を起こすうえで理想的ではない」との見解を示し「利上げまでしばらく待つことが好ましい」と姿勢を転じた。
ただ、好ましくないものの6月の利上げが依然選択肢であることも明らかにした。
2015年の投票権はないがローゼングレン・ボストン連銀総裁も「米国経済は利上げの基準を満たしていない」と述べている。
同総裁はハト派として知られている。
一方、イエレンFRB議長と同様、連邦公開市場委員会(FOMC)で強い権限を持つフィッシャー米FRB副議長は「米経済は第1四半期のあと、成長ペースが加速する」と楽観的な見通しを示したほか、賃金も「上昇するいくつかの兆候が見られる」とした。
さらに、インフレで「今後2-3年で2%目標に向けて上昇」との見方や雇用でも「雇用統計でひとつの悪い結果ののち良い結果が5-6回続く」と楽観的。
「市場はFRBが永久に金融政策を維持することに依存することはできない」との発言は、金融政策の変更をできるだけ速やかに実施したい意向が示されたと言える。
●地政学的リスク ウクライナ紛争 ガザ紛争 イラク、イスラム過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」 シリア イエメン 【4/7IMM】 *日本円 ネット・円売り持ち:-23,070(4/14)←円売り持ち:-24,449(4/7)(直近ネット円買い持ち最高水準:08年3/25+65,920、04年2/6+64499)(過去最高ネット円売り持ち高:07年6/26-188,077) *ユーロ ネット・ユーロ売り持ち:-212,347(4/14)←ユーロ売り持ち:-215,258(4/7)(07年5/15:+119,538過去最高買い持ち高、10年2/9-57,152過去最高の売り持ち高) *ポンド ネット・ポンド売り持ち:-36,045(4/14)←ポンド売り持ち:-34,301(4/7)(07年7/22:直近ネット買い持ち高最高水準+98,366) *スイスフラン ネット・スイスフラン買い持ち:170(4/14)←スイスフラン買い持ち:+120(4/7)(過去最高スイスフランネット売り持ち高:07年6/19:-79,331) *加ドル ネット・加ドル売り持ち:-30,578(4/14)←加ドル売り持ち:-30,019(4/7)(直近ネット買い持ち高最高水準:07年10/12+83001) *豪ドル ネット・豪ドル売り持ち:-42,433(4/14)←豪ドル売り持ち:-40,281(4/7) *NZドル ネット・NZドル買い持ち:6,003(4/14)←NZドル買い持ち:5,778(4/7) *メキシコペソ ネット・ペソ買い持ち:8,361(4/14)←ペソ売り持ち:-22,925(4/7)(直近買い持ち高最高:08年2/29+125,000)
◎来週のポイント 24日のユーロ圏財務相会合でギリシャが欧州の債券団と改革に関する合意に達するかどうかに焦点が集まる。
合意に達しないと、ギリシャは5月に期限がくる10億ドル規模の国際通貨基金(IMF)に対する融資返済が不可能となりデフォルト(債務不履行)、ユーロ圏離脱を強いられる。
また、米国の利上げのタイミングを睨んだ動きも続く。
ただ、29日に開催される連邦公開市場委員会(FOMC)を前に連邦準備制度理事会(FRB)はブラックアウト期間に入る。
このため、FRB関係者の講演は予定されておらず、住宅関連や耐久財受注などの指標に注目が集まる。
予想を下振れると早期利上げ観測が一段と後退しドル売りに拍車をかける。
●欧州 24日:ユーロ圏財務相会合 ●米国 22日:3月中古住宅販売件数:予想503万戸(2月488万戸) 23日:3月新築住宅販売件数:予想510万戸(2月539万戸) 24日:3月耐久財受注:予想前月比+0.6%(2月‐1.4%) 最近の低調な指標を受けて、連邦公開市場委員会(FOMC)関係者が6月の利上げにしり込みをし始めた。
予想外に下振れた3月の雇用統計に始まり、製造業や鉱工業などの落ち込みが目立つ。
とりわけ、今まで「6月の利上げが適切」としてきた2015年の連邦公開市場委員会(FOMC)の投票権を有するアトランタ連銀のロックハート総裁は「あいまいな経済はFRBが主要な行動を起こすうえで理想的ではない」との見解を示し「利上げまでしばらく待つことが好ましい」と姿勢を転じた。
ただ、好ましくないものの6月の利上げが依然選択肢であることも明らかにした。
2015年の投票権はないがローゼングレン・ボストン連銀総裁も「米国経済は利上げの基準を満たしていない」と述べている。
同総裁はハト派として知られている。
一方、イエレンFRB議長と同様、連邦公開市場委員会(FOMC)で強い権限を持つフィッシャー米FRB副議長は「米経済は第1四半期のあと、成長ペースが加速する」と楽観的な見通しを示したほか、賃金も「上昇するいくつかの兆候が見られる」とした。
さらに、インフレで「今後2-3年で2%目標に向けて上昇」との見方や雇用でも「雇用統計でひとつの悪い結果ののち良い結果が5-6回続く」と楽観的。
「市場はFRBが永久に金融政策を維持することに依存することはできない」との発言は、金融政策の変更をできるだけ速やかに実施したい意向が示されたと言える。
●地政学的リスク ウクライナ紛争 ガザ紛争 イラク、イスラム過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」 シリア イエメン 【4/7IMM】 *日本円 ネット・円売り持ち:-23,070(4/14)←円売り持ち:-24,449(4/7)(直近ネット円買い持ち最高水準:08年3/25+65,920、04年2/6+64499)(過去最高ネット円売り持ち高:07年6/26-188,077) *ユーロ ネット・ユーロ売り持ち:-212,347(4/14)←ユーロ売り持ち:-215,258(4/7)(07年5/15:+119,538過去最高買い持ち高、10年2/9-57,152過去最高の売り持ち高) *ポンド ネット・ポンド売り持ち:-36,045(4/14)←ポンド売り持ち:-34,301(4/7)(07年7/22:直近ネット買い持ち高最高水準+98,366) *スイスフラン ネット・スイスフラン買い持ち:170(4/14)←スイスフラン買い持ち:+120(4/7)(過去最高スイスフランネット売り持ち高:07年6/19:-79,331) *加ドル ネット・加ドル売り持ち:-30,578(4/14)←加ドル売り持ち:-30,019(4/7)(直近ネット買い持ち高最高水準:07年10/12+83001) *豪ドル ネット・豪ドル売り持ち:-42,433(4/14)←豪ドル売り持ち:-40,281(4/7) *NZドル ネット・NZドル買い持ち:6,003(4/14)←NZドル買い持ち:5,778(4/7) *メキシコペソ ネット・ペソ買い持ち:8,361(4/14)←ペソ売り持ち:-22,925(4/7)(直近買い持ち高最高:08年2/29+125,000)