民主党のカマラ・ハリス候補は、1カ月余り前に大統領選挙キャンペーンを開始して以来、5億4000万ドルの資金を集めることに成功した。彼女のキャンペーン・マネージャーであるジェン・オマリー・ディロンの声明によると、このマイルストーンには、先週の民主党全国大会中に受け取った8200万ドルという多額の資金が含まれている。同選挙キャンペーンは、この短期間での集金額としては大統領選挙キャンペーンで最高額であるとアピールしている。
寄付金の急増は、ジョー・バイデン大統領が大統領選からの撤退を決めた7月21日に始まった、ハリスの大統領候補としての躍進と一致する。バイデン氏の辞退は、6月27日に行われた共和党のドナルド・トランプ氏との討論会でつまずきが目立ち、民主党議員の間で彼の認識能力に対する懸念が高まったことによる。
それ以来、ハリスの選挙キャンペーンはかなりの勢いを増しており、トランプ大統領でさえ、メディアの焦点を自分自身に向け続けることに難しさを感じている。民主党候補は現在、副大統領候補のティム・ウォルツとともに、11月5日に迫った選挙の重要な激戦州であるジョージア州をバスツアーしている。
選挙運動の財政的な成功は、ハリス候補を取り巻く民主党の熱狂ぶりを示すものと見られている。前副大統領陣営は、選挙までの重要な数週間、これらの資金を活用し、全米で有権者と関わり、支持を集めることになる。
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