[17日 ロイター] - フランスの電力会社エンジーは17日、ロシアのエネルギー大手ガスプロムとロシア産ガスの代金をルーブルで支払う仕組みに合意したことを明らかにした。
同時に発表した第1・四半期決算は増益となり、2022年の財務目標を引き上げた。同社株は5.4%値上がりしている。
カトリーヌ・マクレガー最高経営責任者(CEO)は記者団に対し、両社の期待と欧州の制裁に沿う解決策で合意したと述べた。ガスプロムバンクに口座を開設したかは明らかにしなかった。
これに先立ち、欧州連合(EU)欧州委員会は、対ロシア制裁に抵触することなく域内企業がロシア産ガスを購入する方法について新たな指針を発表。EUの制裁措置は企業が指定銀行に口座を開くことを妨げず、企業はロシアのガス代金を支払えるとした。ただし、既存契約で合意した通貨で支払い、その通貨の支払いが完了した時点で取引完了を宣言する場合に限るという従来の勧告を再確認した。