11日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:ハイテク株などグロース銘柄に対するリバウンドの動き
■安川電、 3Q営業利益 20.5%増 481億円、通期据え置き
■前場の注目材料:伊藤忠 (TYO:8001)サイバーセキュリティー支援で新会社、国内外のグループ対象
■ハイテク株などグロース銘柄に対するリバウンドの動き
11日の日本株市場は、買い一巡後は次第にこう着感は強まるものの、底堅さが見られそうだ。
10日の米国市場はNYダウが186ドル高、ナスダックは106ポイント高だった。
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が、国際シンポジウムの講演で、警戒されていたようなタカ派的な金融政策の発言をしなかったため安心感から買われた。
FRBのボウマン理事によるタカ派発言から軟化する場面も見られたが、12月消費者物価指数(CPI)ではインフレピーク達成が証明されるとの期待や中国の経済活動正常化などへの思惑から終盤にかけて上げ幅を広げた。
シカゴ日経225先物は大阪比95円高の26255円。
円相場は1ドル132円20銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行で始まろう。
日経225先物はナイトセッションでは日中の高値圏での推移を見せており、狭いレンジではあるものの、リバウンド基調を強めてきている。
26000円~26500円辺りでのレンジ推移が意識されるなか、押し目狙いのスタンスも強まってきそうである。
米CPIの発表を控えていることから積極的に上値を買い上がる動きは期待しづらいところではあるが、ショートカバーを狙ったリバウンドの動きが強まる可能性は期待されそうだ。
オプション権利行使価格の26250円辺りでの底堅さが意識されてくるようだと、レンジ上限の26500円を捉えてくる可能性はありそうだ。
この水準に接近してくるようだと、昨年12月20日の日銀の金融政策決定会合後の急落部分を埋めてくる動きなども意識されてくる可能性がある。
米国ではナスダックがリバウンド基調を強めてきていることもあり、相対的に弱い動きが目立っていたハイテク株などグロース銘柄に対するリバウンドの動きが入りやすいだろう。
なお、NT倍率は年初に大きく低下した後はNTショートの巻き戻しの動きにより、リバウンドの動きを見せており、昨日は13.91倍に上昇した。
25日線は14.01倍辺りに位置していることもあり、ヘッジを考慮した商いとして、NTロング(日経平均買い:TOPIX売り)でのスプレッド狙いの動きなども意識されそうだ。
そのほか、米大型テック株や半導体株などの買い戻す動きが目立ってきているなか、中小型株での短期的な値幅取り狙いの商いなども活発になりそうだ。
また、直近IPO銘柄を見直す動きも見られており、調整一巡感のほか、強いトレンドを形成している銘柄などには資金が向かいやすいだろう。
■安川電、 3Q営業利益 20.5%増 481億円、通期据え置き
安川電 (TYO:6506)が発表した2023年2月期3Q業績は、売上収益が前年同期比14%増の4075.20億円、営業利益は同20.5%増の481.32億円だった。
半導体など長期化する部品の供給不足によって生産制約の影響を受けたが、期の後半から需給ひっ迫の緩和などによって生産が回復し、好調な受注を売上につなげることで増収となった。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(26175.56、+201.71)
・NYダウは上昇(33704.10、+186.45)
・ナスダック総合指数は上昇(10742.63、+106.98)
・1ドル=132.20-30円
・シカゴ日経先物は上昇(26255、大阪比+95)
・SOX指数は上昇(2721.29、+34.54)
・VIX指数は低下(20.58、-1.39)
・米原油先物は上昇(75.12、+0.49)
・米国景気は拡大
・日銀は金融緩和を継続
・コロナ後の人流再開
・日本ゼオン (TYO:4205)マイクロ流路デバイスの米社買収、ライフサイエンス拡大
・フェローテク (TYO:6890)中国持ち分法会社に支払い命令、現地建設が訴訟
・伊藤忠 (TYO:8001)サイバーセキュリティー支援で新会社、国内外のグループ対象
・スズキ (TYO:7269)カナダ・インモーティブとEV向け2段変速機を共同開発へ
・IDOM (TYO:7599)千葉で最大級店舗オープン、車両展示スペース500台
・ノリタケ (TYO:5331)複層砥石を拡販、電動車向け24年度実用化
・日揮HD (TYO:1963)新潟でブルー水素EPC受注、アンモニア製造実証
・富士フイルム (TYO:4901)近赤外偏光フイルム試作、対象物の形状・制約受けず
・日立 (TYO:6501)子会社の米グローバルロジック、ウルグアイ社を買収
・日本製鉄 (TYO:5401)鉄鋼販売の競争力強化、日鉄物産を子会社化
☆前場のイベントスケジュール
・09:30 豪・11月小売売上高(前月比予想:+0.6%、10月:-0.2%)
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■株式見通し:ハイテク株などグロース銘柄に対するリバウンドの動き
■安川電、 3Q営業利益 20.5%増 481億円、通期据え置き
■前場の注目材料:伊藤忠 (TYO:8001)サイバーセキュリティー支援で新会社、国内外のグループ対象
■ハイテク株などグロース銘柄に対するリバウンドの動き
11日の日本株市場は、買い一巡後は次第にこう着感は強まるものの、底堅さが見られそうだ。
10日の米国市場はNYダウが186ドル高、ナスダックは106ポイント高だった。
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が、国際シンポジウムの講演で、警戒されていたようなタカ派的な金融政策の発言をしなかったため安心感から買われた。
FRBのボウマン理事によるタカ派発言から軟化する場面も見られたが、12月消費者物価指数(CPI)ではインフレピーク達成が証明されるとの期待や中国の経済活動正常化などへの思惑から終盤にかけて上げ幅を広げた。
シカゴ日経225先物は大阪比95円高の26255円。
円相場は1ドル132円20銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行で始まろう。
日経225先物はナイトセッションでは日中の高値圏での推移を見せており、狭いレンジではあるものの、リバウンド基調を強めてきている。
26000円~26500円辺りでのレンジ推移が意識されるなか、押し目狙いのスタンスも強まってきそうである。
米CPIの発表を控えていることから積極的に上値を買い上がる動きは期待しづらいところではあるが、ショートカバーを狙ったリバウンドの動きが強まる可能性は期待されそうだ。
オプション権利行使価格の26250円辺りでの底堅さが意識されてくるようだと、レンジ上限の26500円を捉えてくる可能性はありそうだ。
この水準に接近してくるようだと、昨年12月20日の日銀の金融政策決定会合後の急落部分を埋めてくる動きなども意識されてくる可能性がある。
米国ではナスダックがリバウンド基調を強めてきていることもあり、相対的に弱い動きが目立っていたハイテク株などグロース銘柄に対するリバウンドの動きが入りやすいだろう。
なお、NT倍率は年初に大きく低下した後はNTショートの巻き戻しの動きにより、リバウンドの動きを見せており、昨日は13.91倍に上昇した。
25日線は14.01倍辺りに位置していることもあり、ヘッジを考慮した商いとして、NTロング(日経平均買い:TOPIX売り)でのスプレッド狙いの動きなども意識されそうだ。
そのほか、米大型テック株や半導体株などの買い戻す動きが目立ってきているなか、中小型株での短期的な値幅取り狙いの商いなども活発になりそうだ。
また、直近IPO銘柄を見直す動きも見られており、調整一巡感のほか、強いトレンドを形成している銘柄などには資金が向かいやすいだろう。
■安川電、 3Q営業利益 20.5%増 481億円、通期据え置き
安川電 (TYO:6506)が発表した2023年2月期3Q業績は、売上収益が前年同期比14%増の4075.20億円、営業利益は同20.5%増の481.32億円だった。
半導体など長期化する部品の供給不足によって生産制約の影響を受けたが、期の後半から需給ひっ迫の緩和などによって生産が回復し、好調な受注を売上につなげることで増収となった。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(26175.56、+201.71)
・NYダウは上昇(33704.10、+186.45)
・ナスダック総合指数は上昇(10742.63、+106.98)
・1ドル=132.20-30円
・シカゴ日経先物は上昇(26255、大阪比+95)
・SOX指数は上昇(2721.29、+34.54)
・VIX指数は低下(20.58、-1.39)
・米原油先物は上昇(75.12、+0.49)
・米国景気は拡大
・日銀は金融緩和を継続
・コロナ後の人流再開
・日本ゼオン (TYO:4205)マイクロ流路デバイスの米社買収、ライフサイエンス拡大
・フェローテク (TYO:6890)中国持ち分法会社に支払い命令、現地建設が訴訟
・伊藤忠 (TYO:8001)サイバーセキュリティー支援で新会社、国内外のグループ対象
・スズキ (TYO:7269)カナダ・インモーティブとEV向け2段変速機を共同開発へ
・IDOM (TYO:7599)千葉で最大級店舗オープン、車両展示スペース500台
・ノリタケ (TYO:5331)複層砥石を拡販、電動車向け24年度実用化
・日揮HD (TYO:1963)新潟でブルー水素EPC受注、アンモニア製造実証
・富士フイルム (TYO:4901)近赤外偏光フイルム試作、対象物の形状・制約受けず
・日立 (TYO:6501)子会社の米グローバルロジック、ウルグアイ社を買収
・日本製鉄 (TYO:5401)鉄鋼販売の競争力強化、日鉄物産を子会社化
☆前場のイベントスケジュール
・09:30 豪・11月小売売上高(前月比予想:+0.6%、10月:-0.2%)
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