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UPDATE1: 東京株式市場・大引け=6日ぶり反発、海外勢の売りで戻りは鈍い

発行済 2010-05-26 16:32

日経平均<.N225> 日経平均先物6月限<0#2JNI:> 

終値 9522.66 (+62.77) 終値 9490 (+50)

寄り付き 9567.35 寄り付き 9580

安値/高値 9477.45─9622.40 安値/高値 9470─9630

出来高(万株) 263546 出来高(単位) 112632

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 [東京 26日 ロイター] 東京株式市場で日経平均は6日ぶりに反発。為替のいっ

たんの落ち着きなどを背景に買い戻しが入った。ただ、前日までの5営業日で800円近

く下げた後の反発としてはエネルギーが弱かった。国内機関投資家が下値で買い支える半

面、海外投資家の売りが上値を抑えたという。TOPIX指数<.TOPX>は続落となった。

 個人投資家については、「一部で信用取引における追加委託保証金(追い証)が発生し

ているものの、買い意欲は引き続き旺盛のようだ」(国内証券)との声がきかれた。

  

 東証1部騰落数は値上がり541銘柄に対して値下がり1016銘柄、変わらずが11

8銘柄。東証1部売買代金は1兆9138億円だった。

 日経平均指数は反発したものの、トヨタ自動車<7203.T>、ホンダ<7267.T>、キヤノン<7

751.T>などの主力株は軟調だった。海外投資家がMSCIのリバランスに伴う売りを出し

たほか、ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)の上昇を受けて資金調達が困難となり、

株式を換金売りしてキャッシュ化する動きが加速しているとみられている。

 きょうの大引け基準でMSCIのリバランスが発生し、イスラエルが「先進国」に含ま

れたことなどの影響で、800億円から1200億円程度が日本株から資金流出すると市

場では試算されている。

 一方、第一生命保険<8750.T>が5月31日にTOPIX指数に組み入れられる。同銘柄

に対する買い需要は1000億円近くあり、そのために他の銘柄が同額程度売られるので

はないかとみられている。「前からわかっていたことだが、市場センチメントが弱含みの

状況下ではネガティブ材料として注目され、上値が限定的となった」(国内投信)という。

別の市場関係者は「MSCIのリバランスに関しては逆張りのポジションも多く、過度に

懸念する必要はないようだ」(大手証券)と述べた。第一生命保険の26日の終値は14

万7700円で、前日比3%超の上昇となった。証券会社のレポートのなかにはTOPI

X組み入れに伴い、目標株価を20万円と置くところもある。

 立花証券・執行役員の平野憲一氏は、海外投資家が日本株を本格的に買い始めた200

9年11月末の日経平均の水準である9000円程度が下値メドと述べる一方、「25日

移動平均線や75日移動平均線とのかい離が10%にまで達したので、当面の底は打った

のではないかとみている」という。

 個別銘柄では、 川崎汽船<9107.T>など海運株が買われた。前日売られた反動から買い

戻された一方、ばら積み船運賃の国際指標であるバルチック海運指数<.BADI>が前営業日

比で急伸したことが手掛かりとなった。野村証券が21日に同社などの投資判断を引き上

げたことも背景にあるとみられている。

 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>、三井住友フィナンシャルグループ

<8316.T>、みずほフィナンシャルグループ<8411.T>などの大手銀行株は反発した。

 (ロイター日本語ニュース 石渡 亜紀子記者)

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