■中長期経営計画と成長戦略
3. 成長戦略:クラウドビジネス分野
クラウドビジネス分野は、電算システム (T:3630)の事業セグメントとしては情報サービスセグメントに属するが、同社の重点施策である“ストックビジネスへの収益構造転換”の中核を担うため、特に区別して取り上げているものだ。
同社のクラウドビジネスの中核は、Google関連事業だ。
この点で、2016年12月期は、(株)ゴーガ社を子会社化するという大きな進展があった(2016年10月)。
ゴーガ社は2006年の設立だが当初からGoogleの地図開発パートナーとして認定され、グーグルマップの企業活用サービスの第一人者として各種位置情報サービスを開発してきた。
実績としてはセブン&アイ・フードシステムズやNTTドコモ向けに位置情報を活用したSI・ソフトの開発などがある。
ゴーガ社が傘下に入ったことの最大のメリットは、“ONE Google”の体制が完成する点にあるというのが弊社の理解だ。
グーグルが企業向けに手掛けるサービスは大きく7種類あるが、同社はこのうち6つを手掛けていた。
ゴーガ社の傘下入りで、残る一つのサービスを提供でき、Google関連の企業向けサービスをフルラインナップ化できた。
これにより、同社のGoogle関連事業の拡大に弾みがつくことが期待される。
また、ゴーガ社にとっても電算システムの既存客に対するアプローチが可能になり、自身の業容拡大に繋げるチャンスといえる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
3. 成長戦略:クラウドビジネス分野
クラウドビジネス分野は、電算システム (T:3630)の事業セグメントとしては情報サービスセグメントに属するが、同社の重点施策である“ストックビジネスへの収益構造転換”の中核を担うため、特に区別して取り上げているものだ。
同社のクラウドビジネスの中核は、Google関連事業だ。
この点で、2016年12月期は、(株)ゴーガ社を子会社化するという大きな進展があった(2016年10月)。
ゴーガ社は2006年の設立だが当初からGoogleの地図開発パートナーとして認定され、グーグルマップの企業活用サービスの第一人者として各種位置情報サービスを開発してきた。
実績としてはセブン&アイ・フードシステムズやNTTドコモ向けに位置情報を活用したSI・ソフトの開発などがある。
ゴーガ社が傘下に入ったことの最大のメリットは、“ONE Google”の体制が完成する点にあるというのが弊社の理解だ。
グーグルが企業向けに手掛けるサービスは大きく7種類あるが、同社はこのうち6つを手掛けていた。
ゴーガ社の傘下入りで、残る一つのサービスを提供でき、Google関連の企業向けサービスをフルラインナップ化できた。
これにより、同社のGoogle関連事業の拡大に弾みがつくことが期待される。
また、ゴーガ社にとっても電算システムの既存客に対するアプローチが可能になり、自身の業容拡大に繋げるチャンスといえる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)